女子アイスホッケー世界選手権とは？ わかりやすく解説

女子アイスホッケー世界選手権（じょしアイスホッケーせかいせんしゅけん、IIHF Ice Hockey Women's World Championship）は年に1度開催される女子アイスホッケーの世界一決定戦。1990年初開催^[1]。当初は隔年開催だった。1997年以降、五輪開催年を除き毎年開催されていたが、2022年からは五輪開催年も実施。

大会形式

大会は5つのディビジョンに分かれて行われる。トップディビジョン（世界一決定戦）を頂点に、ディビジョン1、ディビジョン2、ディビジョン3、ディビジョン4と分かれている。なお五輪開催年にはトップディビジョンは開催されないが、ディビジョン1以下のクラスは開催される。2019年大会からはトップディビジョンの出場チームを10に拡大する。

歴代結果

年		開催地		決勝				3位決定戦
				優勝	得点	準優勝		3位	得点	4位
1990		, オタワ		カナダ	5–2	アメリカ合衆国		フィンランド	6–3	スウェーデン
1992		, タンペレ		カナダ	8–0	アメリカ合衆国		フィンランド	5–4	スウェーデン
1994		, レークプラシッド		カナダ	6–3	アメリカ合衆国		フィンランド	8–1	中華人民共和国
1997		, キッチナー		カナダ	4–3 (OT)	アメリカ合衆国		フィンランド	3–0	中華人民共和国
1998		五輪開催のため中止
1999		, エスポー/ヴァンター		カナダ	3–1	アメリカ合衆国		フィンランド	8–2	スウェーデン
2000		, ミシサガ		カナダ	3–2 (OT)	アメリカ合衆国		フィンランド	7–1	スウェーデン
2001		, ミネアポリス		カナダ	3–2	アメリカ合衆国		ロシア	2–1	フィンランド
2002		五輪開催のため中止
2003		, 北京市		SARSの中国国内大流行により中止
2004		, ハリファックス/ダートマス		カナダ	2–0	アメリカ合衆国		フィンランド	3–2	スウェーデン
2005		, リンシェーピング/ノーショーピング		アメリカ合衆国	1–0 (SO)	カナダ		スウェーデン	5–2	フィンランド
2006		五輪開催のため中止
2007		, ウィニペグ/セルカーク		カナダ	5–1	アメリカ合衆国		スウェーデン	1–0	フィンランド
2008		, ハルビン市		アメリカ合衆国	4–3	カナダ		フィンランド	4–1	スイス
2009		, ハメーンリンナ		アメリカ合衆国	4–1	カナダ		フィンランド	4–1	スウェーデン
2010		五輪開催のため中止
2011		, チューリヒ/ヴィンタートゥール		アメリカ合衆国	3–2 (OT)	カナダ		フィンランド	3–2 (OT)	ロシア
2012		, バーリントン		カナダ	5–4 (OT)	アメリカ合衆国		スイス	6–2	フィンランド
2013		, オタワ		アメリカ合衆国	3–2	カナダ		ロシア	2–0	フィンランド
2014		五輪開催のため中止
2015		, マルメ		アメリカ合衆国	7–5	カナダ		フィンランド	4–1	ロシア
2016		, カムループス		アメリカ合衆国	1–0 (OT)	カナダ		ロシア	1–0 (SO)	フィンランド
2017		, プリマス		アメリカ合衆国	3–2 (OT)	カナダ		フィンランド	8–0	ドイツ
2018		五輪開催のため中止
2019		, エスポー		アメリカ合衆国	2–1 (SO)	フィンランド		カナダ	7–0	ロシア
2020		ハリファックス/トゥルーロ	新型コロナウイルスの世界的大流行のため中止
2021		, カルガリー		カナダ	3–2 (OT)	アメリカ合衆国		フィンランド	3–1	スイス
2022		Herning/Frederikshavn		カナダ	2–1	アメリカ合衆国		チェコ	4–2	スイス
2023		ブランプトン		アメリカ合衆国	6–3	カナダ		チェコ	3–2	スイス
2024				カナダ	6–5 (OT)	アメリカ合衆国		フィンランド	3–2 (OT)	チェコ

メダル獲得数

国	金	銀	銅	計
カナダ	13	9	1	23
アメリカ合衆国	10	13	0	23
フィンランド	0	1	14	15
ロシア	0	0	3	3
スウェーデン	0	0	2	2
チェコ	0	0	2	2
スイス	0	0	1	1
中華人民共和国	0	0	0	0
ドイツ	0	0	0	0
ノルウェー	0	0	0	0
カザフスタン	0	0	0	0
日本	0	0	0	0
スロバキア	0	0	0	0
デンマーク	0	0	0	0

脚注