ふん‐とう【奮闘】
奮闘
奮闘
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 17:26 UTC 版)
第67期(2008年度)A級順位戦は、最終局を残した時点で降級の可能性があるという、谷川にとっては初めての危機を迎え、このことは地方紙にも取り上げられた。そして迎えた最終局(2009年3月3日)の対・鈴木大介戦は、「勝った方が残留、負けた方が降級」という決戦となった。先手番の谷川は相振り飛車に誘導して勝利し、A級残留に成功した。 2007年度・2008年度と、タイトル戦登場も棋戦優勝もない年度が続いたが、2009年度はJT将棋日本シリーズで優勝し、同棋戦での最多優勝記録を6に更新した。なお、前年度獲得賞金・対局料ランキング13位で元々出場権がなかった谷川は、渡辺明が近親者から新型インフルエンザを感染している可能性があって欠場したため、繰り上げ出場した。優勝後のインタビューでは、「本来、出場できる立場ではなかった」とし、優勝賞金(500万円)は主催者や連盟と相談の上、小学生への普及のために使ってほしいとの旨を語った。そして、翌年の9月に3000セット(東京都に2000セット、大阪市に1000セット)の将棋盤と駒を寄付した。 第69期(2010年度)A級順位戦で残留したため、第70期でA級在籍の連続記録を30期(名人在位を含む)に伸ばして中原誠の記録を抜き、歴代単独3位となった。 2011年3月10日、第24期竜王戦2組昇級者決定戦1回戦で中川大輔に勝ち、史上4人目の公式戦通算1200勝(1901局・698敗・3持将棋、勝率0.632)を当時最年少(48歳11か月)で達成。四段昇段後34年2か月での達成は、33年8か月の中原誠十六世名人に次ぐ記録であった。 2012年度、第71期A級順位戦では、2勝6敗で谷川(4位)・高橋道雄(8位)・橋本崇載(9位)の3人が並び、降級の可能性を残して最終局(2013年3月1日)に臨んだ。勝てば自力で残留を決められる対局であったが、屋敷伸之に敗れ、残留は他の対局の結果へ委ねられることになった。しかし高橋と橋本が揃って敗れたため、辛くもA級残留を果たした。
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「奮闘」の例文・使い方・用例・文例
- 勇ましい奮闘によって彼は燃えさかる建物からその子を救い出した
- 漢字の宿題と奮闘中です。
- あなたのメッセージと庭で奮闘する様子を彼女に話したら笑っていた。
- 庭で奮闘する様子を彼女に話したら笑っていた。
- 奮闘中です。
- 暮らしのために奮闘している。
- 奮闘がおさまると、話し合いが再び始まった。
- 彼らはビジネスの世界で生き延びようと奮闘している。
- 成功しようと奮闘していて、時に人はむなしい気持ちになる。
- 人々は貧困に向かって奮闘した。
- 孤軍奮闘したけれど、衆寡敵せず、彼のビジネスプランは受け入れられなかったよ。
- 会社は生き残りを賭けて奮闘している。
- 彼は契約を得ようと奮闘した.
- 奮闘する, 大いに骨折る.
- 公正な選挙のために奮闘[奮起]する.
- 全員反対の中で彼は孤軍奮闘自分の主張を譲らなかった.
- 一歩進むにも奮闘して進む
- 彼は部下を激励して奮闘した
- 奮闘して進む
- 一歩進むにも奮闘して進んだ
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