「太平楽(タイヘイラク)」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書

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たいへいらく【太平楽】

読み方:たいへいらく

【一】雅楽唐楽。太食(たいしき)調で新楽の中曲。朝小子(ちょうこし)・武昌楽・合歓塩(がっかえん)からなる合成曲。舞は四人舞。即位の大礼のあとなどに演じる。番舞(つがいまい)は陪臚(ばいろ)など。武昌破陣楽。

【二】[名・形動【一】悠長な曲とされたところから》勝手なことを言ってのんきにしていること。勝手気ままにふるまうこと。また、そのさま。太平。「酒を飲みながら—を並べる」「—な暮らしぶり


太平楽

読み方:タイヘイラク(taiheiraku)

初演 元禄7.1(江戸松平大和守邸)


太平楽

読み方:タイヘイラク(taiheiraku)

初演 享保6.11(京・重巻和歌浦座)


太平楽

読み方:タイヘイラク(taiheiraku)

分野 謡曲

年代 成立年未詳

作者 作者未詳


太平楽

読み方:タイヘイラク(taiheiraku)

分野 咄本

年代 江戸中期~後期

作者一世烏亭焉馬


太平楽

読み方:タイヘイラク(taiheiraku)

分野 狂詩集

年代 江戸後期

作者鹿山


太平楽

読み方:タイヘイラク(taiheiraku)

分野 咄本

年代 江戸後期

作者 桜川慈悲成〔編〕、〔一世歌川豊国歌川豊広〔画〕


太平楽

読み方:タイヘイラク(taiheiraku)

分野 雑俳

年代 江戸後期

作者 里雀〔撰〕


太平楽

読み方:タイヘイラク(taiheiraku)

分野 雑俳

年代 成立年未詳

作者 永貞舎五珍〔ほか〕


太平楽

読み方:タイヘイラク(taiheiraku)

分野 咄本

年代 成立年未詳

作者 作者未詳


太平楽

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/11 16:33 UTC 版)

太平楽(たいへいらく)は、雅楽唐楽の曲名の一つ。武将破陣楽武昌太平楽項荘鴻門曲巾舞などの別名がある[1]。左方の武舞の代表的演目である[2]

文徳天皇が内裏に移る際、左近衛府が作り、舞は常陸澄継が作ったと伝わる[2]。三曲を合わせて府装楽と号したともいう[1]。また、項羽と劉邦が会見した鴻門の会で舞われた剣舞が由来とする説もある[2]

曲調は太食調である[1]舞楽の構成としては、道行は朝小子(ちょうこし)、破は武昌楽(ぶしょうらく)、急は合歓塩(がっかえん)の3曲を用いて一具とする[1]。舞人は4人[1]。具体的には、笙の響きで始まる前奏曲「太食調調子」の後、道行として朝小子が演奏され、舞人は舞台に登るときの所作である出手を舞う[2]。続く武昌楽の途中からは鉾を持って舞い、合歓塩の後半では太刀を抜く[2]。最後は合歓塩を途中から再奏する重吹で終わる[2]。番舞としては陪臚とセットで用いられる。また、管絃には朝小子・武昌楽・合歓塩という3つの独立した曲がある。

明治天皇の即位の大礼(1867年)以来、大饗の第2日目において[要出典]、武舞の代表として萬歳楽と共に舞われることになった[2]

この曲が悠長な曲とされたところから、「太平楽」の語はここから転じて、好き放題に言うことや、のんきに構えていることなどを言うこともある。[要出典]

脚注

  1. ^ a b c d e 日本古典文学大辞典編集委員会 『日本古典文学大辞典第4巻』岩波書店、1984年7月、116頁。 
  2. ^ a b c d e f g 太平楽|雅楽 GAGAKU”. www2.ntj.jac.go.jp. 日本芸術文化振興会. 2023年1月12日閲覧。

太平楽(たいへいらく)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 03:39 UTC 版)

名馬一覧」の記事における「太平楽(たいへいらく)」の解説

豊臣秀頼愛馬天下一評され名馬であったが、大坂の陣主人乗せることは無かった

※この「太平楽(たいへいらく)」の解説は、「名馬一覧」の解説の一部です。
「太平楽(たいへいらく)」を含む「名馬一覧」の記事については、「名馬一覧」の概要を参照ください。

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