てんねんガス‐じどうしゃ【天然ガス自動車】
天然ガス自動車
天然ガスを燃料とする自動車のこと。単位発熱量当たりの二酸化炭素の発生量が石油より20%ほど少なく、排気ガス中に硫黄酸化物が含まれないなど、低公害燃料として優れた点をもつが、弱点は常温で気体であるため運搬性、貯蔵性が劣るところである。クルマに搭載する方法としては、液化天然ガスとするLNG法と、液化せず高圧ガスとしてボンベに貯蔵するCNG法がある。CNG法の長所は、既存のレシプロ・エンジンの技術、とくにLPG(液化石油ガス)車の技術がそのまま転用できる点である。2003年3月末現在で1万6561台普及している。しかし、燃料体積が比較的大きいため航続距離が短く、それを改良したLNG法では、高圧でかつ低温に断熱された容器が必要。
参照 液化石油ガス(LPガス)天然ガス自動車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/22 10:41 UTC 版)
天然ガス自動車(てんねんガスじどうしゃ、英: natural gas vehicle、略称:NGV[1])は、天然ガスを燃料とするエンジンを搭載した自動車。
注釈
出典
- ^ a b c d e f g h 天然ガス自動車の普及に向けて(第24版、2021年) 一般社団法人日本ガス協会、2021年10月1日閲覧。
- ^ 英: compressed natural gas
- ^ https://www.jstage.jst.go.jp/article/japt1933/31/5/31_5_222/_pdf
- ^ CNG燃料容器(タンク)の構造 本田技研工業
- ^ http://www.gas.or.jp/ngvj/spread/world_spread.html
- ^ [1]
- ^ 中原圭介『シェール革命後の世界勢力図』ダイヤモンド社、2013年、224頁〜
- ^ 『バスラマ・インターナショナル97号』「CNGとディーゼル、どちらがクリーン?」による。
- ^ MAN LION’S CITY 12 GMAN DE
- ^ ニュル24時間でダカールチャンピオン達が競演
- ^ ストールレーシング、CNGのプジョー207S2000をお披露目
- ^ モータースポーツ用 CNG-R コンセプト
- ^ a b c d e f “あるCNGバスの“運命””. ぽると出版編集部ブログ (2019年3月17日). 2020年8月23日閲覧。
- ^ 『バスラマ・インターナショナル No.77』「特集:小型CNGバスの新しい動き」ぽると出版、2003年4月25日、ISBN 4-89980-077-0
- ^ ガス燃料エンジン用バルブシート材の開発 - 本田技研工業 > 論文サイト(更新日不明/2017年4月7日閲覧)
- 1 天然ガス自動車とは
- 2 天然ガス自動車の概要
- 3 普及への課題
- 4 車両の構造
- 5 脚注
- 天然ガス自動車のページへのリンク