大分きのこ研-2302【オオイタキノコケン-2302】(きのこ類)
登録番号 | 第4341号 | |
登録年月日 | 1995年 3月 9日 | |
農林水産植物の種類 | えのきたけ | |
登録品種の名称及びその読み | 大分きのこ研-2302 よみ:オオイタキノコケン-2302 | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2002年 3月 11日 | |
品種登録者の名称 | 大分県 | |
品種登録者の住所 | 大分県大分市大手町3丁目1番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 野上友美 田中滝二 石原宏基 石井秀之 松尾芳徳 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,出願者の保存菌株由来の一次菌糸どうしを交配して育成されたものであり,菌柄の細い,純白系の施設栽培向きの品種である。 菌傘断面の形態はまんじゅう形,色は淡黄白である。菌柄のねじれの程度は普通,断面の形は正円,基部の色の程度は極めて少,太さは2mm,分岐は多,接着程度は普通である。子実体の発生型は茎数型,株の開張度は直立型,有効茎数は401~600本である。寒天培地上の菌糸の最適生長温度は25℃,菌かきから原基形成までの期間は9日,原基形成から収穫までの期間は20~22日である。 「中野JA」と比較して,菌柄の太さが細いこと,菌柄の接着程度が少ないこと,原基形成から収穫までの期間が短いこと等で,「ホクトM-50」と比較して,菌柄の太さが細いこと,菌柄の接着程度が少ないこと等で,「ホクトM-70」と比較して,菌糸の寒天培地上の最適生長温度が高いこと,菌柄の太さが細いこと,菌柄の接着程度が多いこと等で,「シナノ4号」と比較して,発生型が茎数型であること,有効茎数が多いこと,菌柄の太さが細いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,出願者の施設(大分県大野郡三重町)において,平成2年に出願者の保存菌株由来の一次菌糸どうしを交配し作出した800系統の2次菌糸から栽培試験による選抜を行い,以後栽培試験を繰り返し,3年に諸特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「OMI-2302」であった。 |
- 大分きのこ研-2302のページへのリンク