夢幻紳士
夢幻紳士 逢魔篇
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『夢幻紳士 逢魔篇』。『ミステリマガジン』(早川書房刊)に2005年-2006年にわたり連載された。 昭和初期の東京、場末の料亭を主な舞台とする怪奇漫画。青年探偵「夢幻魔実也」が様々な怪異と出会う長い一夜を描く。『幻想篇』の直接の続編にあたる短編連作シリーズ。料亭という固定された狭い舞台と、百鬼夜行を描いた短編連作という形式を活かし、幻想的でありながら軽妙洒脱な物語となっている。 怪異との対決が各話の主軸となっており、従来作より土着的な妖怪や幽霊が多く登場する。舞台が料亭のためか魔実也の口調はくだけ、江戸言葉に近い東京弁を話す事が多い。 こちらの魔実也は幻想篇と違って本人であるが、魔物退治に出歩くのが面倒くさいと主張したため、怪異が退治されるために料亭を次々に訪れるという形式となった。本作に登場する少女「手の目」は幼過ぎて魔実也の興味を引くことはなかったが、後に独立したシリーズの主人公となっている。
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