多数決の方法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 23:06 UTC 版)
多数決には次のような方法がある。 過半数 全体の半数より多い数をもって決するもので最も原則的な形態とされている方法。過半数は出席議員数を2で除した値の整数部分に1を加えて得られた数である。 特別多数 過半数よりもさらに多い特定の数をもって決する方法。意思決定を著しく困難なものにするおそれがあることから議事の性質上特に慎重さを要するとされるものに例外的に採用される。 比較多数 過半数に達しているか否かを問わずに相対的に多数であるものによって決する方法。比較多数の方法では少数者の意思によって決することになる場合を生じることがあるが、これは事実上少数支配を肯定する結果となることから一般的には採用されない。議会内の選挙において用いられることがある。 なお、多数決の方法について、「相対多数」というときは比較多数を意味するが、「絶対多数」というときは比較多数の対義語として過半数と特別多数の総称として用いられる場合のほか、単に過半数を意味するものとして用いられる場合もある。
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