型式及び搭載機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/02 07:31 UTC 版)
「ゼネラル・エレクトリック F414」の記事における「型式及び搭載機」の解説
F414-GE-400 基本型。F/A-18E/F スーパーホーネット EA-18G グラウラー F-117N シーホーク(計画のみ) F414-EDE EDEは高圧タービン(HPT)および高圧圧縮機(HPC)を改良した型式。EDEはEnhanced Durability Engine(耐久性強化エンジン)の略。既存のF414-400のアップグレード用として提案されている。 高圧タービンはわずかに高い温度に耐えられるようデザインが変更され、高圧圧縮機も空気力学に沿ったものとなり段数が7段から6段に変更された。これにより燃料消費率が2%減少している。 F414-EPE 新型のエンジンコアやエンジンファン及びコンプレッサーを採用した型式。EPEはEnhanced Performance Engine(性能強化エンジン)の略。 推力は20%増加して26,400lbf(120kN)となり、推力重量比は11:1となった。アドバンスド スーパーホーネット(予定) F414M マコに搭載される予定であった型。ドライ推力12,500 lbf (55.6 kN)・アフターバーナー推力16,850 lbf (75.0 kN)と、練習機向けにF414シリーズの中では推力を抑えている。 韓国のT-50用としても提案されていたが、のちに、同等の推力を発揮する旧型のF404の提示によって取って代わられている。マコ F414G グリペンDemo用。単発機のグリペンで使用するため、若干の改修が施されている。アフターバーナー推力22,000lbf(98kN)。グリペンDemoはこのエンジンを搭載し、アフターバーナーなしでのスーパークルーズを行い、M1.2を達成した。グリペン Demo F414-GE-INS6 インド空軍のテジャスMk.II用。高圧圧縮機は6段で新型FADECを採用している。アフターバーナ推力22,000lbf(98kN)。 2010年10月に発注され2013年までに99基が輸出された。テジャス Mk.II F414-GE-39E グリペンNG(JAS39E/F)用。グリペンDemoに用いられたF414Gを、さらに改良したもの。グリペン NG F414-GE-400K KAIが開発中のKF-21用。量産機では韓国のハンファ・エアロスペースで製造予定。KF-21 F414BJ ダッソー ファルコン超音速ビジネスジェット機用に提案されたもの。推力は12,000 lbf (53 kN)。
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