四つ相撲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/17 07:40 UTC 版)
四つ身(四つ)を得意(あるいは信条)とする相撲の取り方を、「四つ相撲(よつずもう)」という。これと対極にあるのは、突き押しを得意(あるいは信条)する「突き押し相撲(つきおしずもう)」(別名:押し相撲)で、体の大きさと動きが生み出す圧力によって相手を土俵外へ押し出そうとする相撲の取り方である。突き押し相撲の力士にとって四つ身に持ち込まれることは負けに等しく、それとは逆に、四つ相撲の力士が突き押し相撲の力士との取組で四つ身に持ち込めずにいる場合は、一気に土俵外まで突き出されるなどする。 梅暮里谷峨が江戸時代半ばの寛政11年(1799年)に著した洒落本で人情本である『傾城買二筋道(けいせいかい ふたすじみち)』後篇「廓の癖」の序には、「或は足(かわつ)らあるい四(ヨ)つたとへ合臥になるともひきわけらるるのむだ骨折に」とある。 元横綱・北の富士は、NHKの『大相撲中継』における解説で、突き押し相撲の稽古量は四つ相撲よりずっと多いと語っている。
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