命題
読み方:めいだい
近年、命題の解釈が拡大されつつあり、組織などの最重要課題を「大命題」と記すことがある。しかし、大命題とは、絶対に福住すべき命令を示す「至上命令」の誤用から生まれた言葉と考えられている。至上命令と記すべきところを「至上命題」として誤用が広まり、そこから同様の意味を持つ「大命令」という言葉が派生したと考えられている。本来の命題は課題という意味は持っていなかったが、このように誤用から転じた用語がビジネス現場を中心に広まりつつあり、課題を命題と記す文章も現れている。
命題とは、命題の意味
命題とは、言語や式によって表したある判断のことである。倫理学上は、客観的に正しいか、正しくないかを判断できる文章を指し、その内容が客観的に正しい場合、命題は真であると言い、正しくない場合は偽であると言う。ある命題が正しい場合に、その命題の条件と結論を否定する命題との関係性を対偶と呼ぶ。英語の定理、条件の提示などを意味する proposition に由来する語である。命題の類義語
命題と似た意味を持つ類義語にはテーゼ(独:these)が挙げられる。テーゼの語源は独語の these であり、ある事を肯定的に主張すること、命題を立てることを意味する。一方、テーゼに対しての否定的な意見をアンチテーゼ(独:antithese)という。命題のその他の類義語としては、提題、問いなどがある。近年、命題の解釈が拡大されつつあり、組織などの最重要課題を「大命題」と記すことがある。しかし、大命題とは、絶対に福住すべき命令を示す「至上命令」の誤用から生まれた言葉と考えられている。至上命令と記すべきところを「至上命題」として誤用が広まり、そこから同様の意味を持つ「大命令」という言葉が派生したと考えられている。本来の命題は課題という意味は持っていなかったが、このように誤用から転じた用語がビジネス現場を中心に広まりつつあり、課題を命題と記す文章も現れている。
めい‐だい【命題】
命題
命題
出典:『Wiktionary』 (2021/08/14 00:07 UTC 版)
この単語の漢字 | |
---|---|
命 | 題 |
めい 第三学年 | だい 第三学年 |
音読み | 音読み |
名詞
- 書物などに題号を与えること。または、その題号[1]。
- 《論理学》判断の言葉による表現。
- 《論理学、数学》真偽どちらかである文。
- 《数学》定理と補題の中間程度に重要な、証明された主張。
- 課題。達成すべき問題。
発音(?)
- め↗ーだい
用法
語源
(語義2) は、西周が英語:propositionの訳語としたもの[9][10]。
翻訳
- 英語: (1) naming
- 英語: (2), (3), (4) proposition
- 英語: (5) problem
「命題」の例文・使い方・用例・文例
- モジリアニミラーの命題は財政学において最も中心的な命題のひとつである。
- 特称命題.
- 全称命題.
- 命題の様式
- 様式命題
- 背文命題
- 全称命題
- 特称命題
- 肯定命題
- 否定命題
- 命題の交換
- 命題を転換する
- 転換命題
- 絶対命題
- 「すべての男は傲慢である」は作りごとの命題である
- 哲学者は何千年にも及んで神とは何かという命題を考えてきた
- 命題を修正する
- 命題において(文法的な)述部を作る
- 特称命題を立証するか、または主張の真実をあなたに説得する傾向があるさま
- 両方ともが本当であるはずがなく、かつ両方ともが誤りであるはずがないという関係にある言葉か命題について言う
Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。
命題と同じ種類の言葉
- >> 「命題」を含む用語の索引
- 命題のページへのリンク