こく‐さく【告×朔/▽視告×朔】
こう‐さく〔カウ‐〕【▽視▽告×朔/▽告×朔】
告朔
告朔
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/25 08:00 UTC 版)
告朔(こうさく)は「視告朔」とも表記し、有位の文武官人が毎月1日(朔日)に朝庭に会し、諸司(それぞれの役所)の前月の公文を進奏し、天皇がこれを閲覧する儀礼であった。『養老令』の衣服令によれば、告朔の際には朝服を着用することが定められていた。また、『令集解』(868年(貞観10年)ころ成立)引用の「古記」によれば、内舎人(うどねり)が朝庭に置かれた公文の案をもって内裏に参入し、大納言がそれを天皇に奏上するというかたちで進められていたことがわかる。これは本来、百官の朝政における前月分の勤めぶりと上日(上番の日、勤務日)の日数などを天皇が視る性格をもっていたものであったが、しだいに儀式化していった。
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