名称問題の要因
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 22:56 UTC 版)
主因 建設業、電力、鉄道又はイベント業者などの業種に対し、手配師と呼ばれる者、ヤクザ又はその企業舎弟、似非右翼、似非人権団体、在日外国人など、かつての鳶職などにおける顔役が、自らの組織に属する者や同胞である不法就労者、債務者又はドヤ街に住む者を直接又は自前のタコ部屋に住まわせ、半ば強制的に日雇い契約で土工として派遣した。これが労働者派遣法違反と扱われ、土方と呼称された。[要出典]このように、土方と呼ばれる人たちには、住所と契約などの一種の身分的不安定のイメージがついている。 社会的認識 戦前や戦後の成長期に、日雇い労働者を中心とした建設業従事者に対する以下のようなイメージが、土方という言葉を差別用語として忌避する原因となった。[要出典] きつい・汚い・危険、いわゆる3K。 手配師と呼ばれる暴力団などとの癒着から、過重労働およびサービス残業(長時間労働)の強制・監禁労働および飯場(僻地の場合もある)と呼ばれる粗末な生活環境で働くこと。 犯罪者が捜査から逃れるために飯場を隠れ蓑にすること。 地方公共団体(自治体)で余った予算(税金)を消化するため、年度末(毎年2月~3月頃)に集中して行われる季節労働とそれに伴う行政との癒着。 上記のようなイメージの連想から、IT業界で働いている者が、豊富な知識・技術と比較し、割に合わない低賃金の労働現場に仕える自らを卑下してIT土方と呼ぶことがある他、生物系の大学を卒業したにもかかわらず博士研究員を続ける又はこれに関連した派遣業に従事している者をピペット土方と呼ぶことがある。 その反面、大型工作機械を自由に動かしたり、緻密な計算と職人技術、純粋な成果主義と他の職業よりも高収入を得る可能性からメタルカラーと呼ばれ、バブル景気崩壊後、会社勤めを嫌った若者があえて建設業界に従事するケースも多い。日本の優れた建設技術を支えているのは自分達という自信と誇りから、建設業従事者の中には自ら土方又はガテン系と称する者も現れている。[要出典]なおブルーカラーといわれることもある。
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