名産物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 08:58 UTC 版)
ソバ - 長野市付近の冷涼な気候にも耐える作物として、古くから栽培されてきた。2016年現在、日本では全ての都道府県でソバの栽培が行われており、北海道が日本のソバ収穫量の4割以上を占めているものの、長野県は、その北海道と茨城県に次ぐ第3位の収穫量を占める都道府県である。また長野市に限らず長野県内ではソバが広く栽培されており、長野のソバ料理は「信州蕎麦」として知られている。なお、麺類としての蕎麦は、信州が発祥との説もある一方で、甲州発祥説などもあり、ハッキリとしない。 アワ - 2016年現在、日本では岩手県、長崎県に次ぐ第3位の収穫量の都道府県が長野県である。その中で、長野市は栄村と並ぶ、長野県内におけるアワの主産地に数えられ、作付面積で見ると、長野市と栄村は、いずれも長野県内の約3分の1ずつを栽培している。ただし、日本全体で見ると2016年現在、岩手県での収穫量が8割と抜きんでており、このような圧倒的な差の中での都道府県順位3位である点を付記しておく。 キビ - 2016年現在、日本では岩手県が収穫量の約半分を占め、次いで、沖縄県が収穫量の約2割を占め、長崎県が収穫量の1割強を占める。長野県は、これらに次ぐ4位の収穫量を占めており、長野県内においては長野市もキビの主産地であり、佐久市に次いで長野市での栽培が目立つ。 野沢菜 - 気候が冷涼でカブの部分が充分に育たず、葉野菜として伝統的に利用されてきた。 リンゴ - ソバと比べると、比較的新しい作物である。日本の都道府県では青森県に次ぐ収穫量を長野県が出しており、この2県だけで2013年現在、日本のリンゴ収穫量の4分の3を叩き出している。リンゴの栽培は長野県内で広く行われており、長野市だけの産品ではないものの、2014年現在、長野県内においては松本市、須坂市、中野市などと共に、長野市も比較的収穫量の多い地域として数えられる。この他に、2012年から2014年に総務省が日本の県庁所在地と政令指定都市を対象に家計調査を行った結果、リンゴの1世帯当たりの年間購入量の平均値は、長野市が日本一であった。なお、長野市は県庁所在地だが、長野県として11月22日を「長野県リンゴの日」と定めている。 モモ - 川中島白桃や川中島白鳳と言った、長野市の川中島で誕生したモモの品種の栽培で知られている。さらに、黄金桃と言う品種も、長野市の川中島で偶発的に誕生したと見られている。 ネクタリン - モモの変種である。長野県は2014年現在、ネクタリンの収穫量で日本の74.9パーセントを占めており、長野県内では松本市周辺などと並んで長野市周辺もネクタリンの産地として知られている。 プルーン - 長野県は2014年現在、日本におけるプルーンの収穫量の67.7パーセントを占めており、長野県内では佐久市周辺などと並んで長野市周辺もプルーンの産地として知られている。 七味唐辛子 - 長野市周辺では伝統的に、シソも配合された七味唐辛子が使用されてきた。 おやき - 元々は長野県北部の郷土料理だったものの、これも長野県全域で作られており、したがって、長野市だけの料理ではない。ただ、21世紀初頭において「おやき」が長野の名物とされている点に相違は無い。
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