名大生の反応
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これを受けて、名古屋大学の学生新聞である『名古屋大学新聞』は反論を行った。『名古屋大学新聞』1982年11月11日付第588号では一面から三面を割いて「文化特集 名大生気質」という特集を組み、一面には「名大生=”本山原人”!? あなたはどう思いますか?」という大見出しを組んだ。名大生からは「南山のひがみ」「流行に惑わされないだけ」という反論が寄せられた。また、非常勤講師として南山大学に行っても南山大生と名大生の見分けはつかないという名古屋大学の教員や、名大生と他大学の学生に変わりはないという名古屋大学の近くの喫茶店の店員の意見が寄せられた。ただし、この特集の意図は、当時の名大生の積極性に欠けるイメージを問うことにあり、同紙には学内外の論者からも名大生に積極性やリーダーシップ、自己主張を求める文章が寄せられた。 名古屋大学の学園祭である名大祭で教養部実行委員会が作成していた『名大生白書』の1983年版では本山原人や名大生のファッションに関する質問が行われた。「名大生が本山原人と呼ばれていることをどう思うか」という問いには「あたっている」「ややあたっている」という回答が60パーセントを超えた。また、本山原人という言葉を知らないという回答は5パーセント未満だった。このことから、名古屋大学 (2022)は、名大生のほとんどに本山原人という言葉が普及しており、多くが本山原人という自覚があったとしている。 名古屋大学消費生活協同組合から出版された『名大スピリッツ:名古屋大学を知る本』の「名大用語の基礎知識」において本山原人の項目が掲載された。ここでは本山原人は「♂名大生のこと。」とされ、「純血種は「名古屋大学」と大きく書かれたTシャツを着て繁華街を出かける」とされている。
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