前世の世界の人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 20:12 UTC 版)
「失格紋の最強賢者」の記事における「前世の世界の人物」の解説
ガイアス 声 - 小野大輔 マティアスの前世。紋章は第一紋(のちの栄光紋)。 魔法戦闘に不向きな第一紋持ちでありながら、千年以上の時を生き賢者や戦神と称されるほどの圧倒的な力を持つに至った。 しかし、本人は現状の強さに満足しておらず、新たな戦術や魔法の開発・魔剣や魔道具の作成・紋章の書き換えなど更なる強さを目指してあらゆる研究を進めたが、以前自身が封印した神滅の巨龍との戦いを経て、自身の成長の限界を悟り、やがて来るであろう宇宙にいる更なる強敵に対して、どう足掻いても力不足になると考えた。 それ故に、魔法戦闘に最も不向きな第一紋を捨て、もっと魔法戦闘に適した肉体を手に入れることと、ぼっちで共に戦える仲間がいなかったことも改善できることを願い、独自に編み出していた転生魔法を発動して数千年後にマティアスとして生まれ変わった。 現在の世界では、魔術の神として信仰されている他、自身の開発した魔剣や魔道具が遺産として時折各地で出土しているが、どれもガイアスとしては中途半端な出来であったり、なぜそんな機能を付けたのか覚えていなかったりするものがほとんどである。 また、魔族の中にはマティアスが彼の生まれ変わりだと疑う者もいるが確証は得られていない(単純に「ガイアスは過去の存在だ」と生まれ変わり自体を信じていない者の他、「ガイアスだったらとっくに自分は死んでいる」と実力が及んでいないことを根拠にする者もいる)。 ロイター ガイアスの数少ない友人の1人で剣士。ガイアス曰く、剣術バカで自分の次に強い人間。 現在の世界では、剣術の神として信仰されており、自身の名を冠した剣術学が存在している。 学園の試験にもロイターの剣術論に関する問題が出題されており、マティアスは「昔ロイターが語ってた内容」をそのまま書いたところパーフェクトに近い点数を貰っているため、剣術論は魔法理論と違って後世まで正確に伝わっている模様。 意外と書類仕事が得意であり、報告書を書く際に分かり切った内容を無駄に難しい文章でクドクドと書いている。 グレヴィル 古代文明時代の国王。壊星の影響で現世に復活したが、無詠唱魔法が廃れて詠唱魔法の間違った普及が進んでいる現代の有様に危機感を覚え、自身を魔族と偽って戦争をしかけ、人類の実力者にあえて討たれることで英雄を作り、英雄になったことで発言力を持った人物に無詠唱魔法を広めてもらおうという計画を立てる。 しかしいざ討伐にきた人類の実力者がガイアスの生まれ変わりのマティアスであったこと、マティアスの手によって無詠唱魔法の普及が既に始まっていることを知らされ、戦いを止めて降参。その後はマティアスの提案により、王立第二学園の教師に転ずる。 そこらの下級魔族は圧倒して力で従えてしまうほどの戦闘力を持つが、ガイアス(マティアス)からすれば才能がある人物ではなく、ひたすら努力の積み重ねで強くなったタイプの人物。そのため教師となってからは魔法の実力そのものだけではなく教え方も非常に上手く分かりやすいと人気になっている。
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