初期の明確な理論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 00:01 UTC 版)
「バプテストの継承性」の記事における「初期の明確な理論」の解説
バプテストの継承性は、早くも1652年には、ジョン・スピットルハウス(John Spittlehouse)と名乗る、英国バプテスト教徒によって『使徒時代から今現在に至る、イエス・キリストの初代教会〔今、悪評高きアナバプテスト派〕に関する信仰継承の継続性の立証』、という長いタイトルの著書の中で提唱されていた。 バプテスト継承論に立つ歴史家は、アナバプテストの古い時代に至るものとして、ローマ・カトリックとプロテスタントの歴史家と弁護者の声明書の大部分を信頼した。 あるひとつの声明書は、ウィリアム・ウィリアムズ(William Willams,アメリカ・南部バプテスト教会神学校の教授のひとり)によって、彼のバプテスト史の講演会の中で例証された。 オランダ改革派の神学者、アナエオス・ユパイジと、イザーク・ヨハンネス・デルモウトの著作〔彼らの研究資料から『オランダにおける改革派教会の歴史,Breda, 1819』〕 の中で、このように述べている: 『我々はすでにバプテストに関する、次の事実を見てきた。 ・・・かつての時代はアナバプテストという名であったこと、そして近年におけるメノナイト派は、もともとはワルドー派であったこと。 やがてここまで後の時代になって、人類は教会の歴史のなかで、良き報酬の名声を得てきた。 その結果として、バプテストは、全ての時代を通して今まで純粋な福音的信仰を守ってきたクリスチャンの共同体として、おそらくは使徒時代から継続された、最古で唯一のキリスト教教派であろう。 この連合体は、ローマ法皇教の連中から論戦されても、この真理の証し人としてバプテスト共同体社会に奉仕し、内側からも外部の圧力にも決して道を逸れることはなかった。 16世紀に引き起こされた宗教改革は必要であり、なくてはならないものだった。 そしてローマ・カトリックの人を惑わす空論の論駁のために、同時に彼らバプテストもまた奉仕した。 彼らの共同体は、かの如く最古の教会共同体社会だからである。』
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