初期のティールームズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/21 17:29 UTC 版)
「ウィロー・ティールームズ」の記事における「初期のティールームズ」の解説
マッキントッシュは1896年にクランストンの新しいブキャナン通りのティールームの壁画をデザインすることに携わった。そのティールームはジョージ・ウォルトンがデザインしたインテリアや家具とともに、エディンバラのジョージ・ワシントン・ブラウンによってデザインされ、建設されているものだった。マッキントッシュは女性の部屋、昼食部屋や喫煙室にバラに囲まれた細い女性の姿の向かい合わせに置かれている一対を描いているステンシルのフリーズ をデザインした。 1898年、現存するアーガイル通りのティームールのための彼の次の仕事では、家具とインテリアをマッキントッシュ、壁画をウォルトンがデザインするということで、ブキャナン通りのティールームの設計役割とは逆になった。この仕事でマッキントッシュのトレードマークである背もたれの高い椅子のデザインが初めて登場した。1900年にミス・クランストンは彼にイングラム通りのティールーム全部屋のデザインを改めるように依頼した。これがホワイト・ダイニングルームの建設となった。イングラム通りからダイニングルームに入ってくる客たちはガラスがはめられた木造の障壁で部屋から分けられた廊下を通り過ぎて、これからの体験について興味をそそるような眺めを少しだけ見ることができる。 このことは1903年に新しいソーキーホール通りのティールームを全てデザインする依頼のきっかけとなった。マッキントッシュは初めてインテリアデザインと家具だけでなく、内部の間取りと外部の建築方法の全詳細についての責任を委ねられた。結果として建物はウィロー・ティールームとして知られるようになり、さらにマッキントッシュがミス・クランストンのために引き受けた一番有名で重要な仕事になった。
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