再帰的問い合わせと非再帰的問い合わせ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 01:21 UTC 版)
「DNSサーバ」の記事における「再帰的問い合わせと非再帰的問い合わせ」の解説
名前解決における問い合わせには、再帰的問い合わせと非再帰的問い合わせ(反復問い合わせ)の2種類がある。典型的で単純な例で説明すると、ユーザプログラムからlibcの gethostbyname (3) を通して、/etc/resolv.conf で設定されたDNSキャッシュサーバへの問い合わせが再帰的問い合わせで、キャッシュサーバが行う、DNSコンテンツサーバ群への繰返しの問い合わせが非再帰的問い合わせである。 再帰的問い合わせ 名前解決がされたのであれば、その完全な結果を、できなかった場合は「存在しない」とするやはり完全な結果を求める問い合わせである。ユーザのパーソナルコンピュータなどといった端末から、DNSキャッシュサーバに対して送られる。 非再帰的問い合わせ 反復問い合わせとも。この問い合わせを受けたDNSコンテンツサーバは、自分自身が持っている情報であればそれを、委任している情報であればそのこと(委任情報)を返す。DNSキャッシュサーバはその内容に応じて次々と問い合わせを反復する(一般的にはルートサーバから順にドメインツリーをたどる)。
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