再々度の奈良市長選
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/03 15:42 UTC 版)
2009年3月9日、現職の奈良市長である藤原昭が、同年7月の任期満了を控え、次期奈良市長選挙に出馬しない旨を表明したため、前回の市長選で次点で敗れていた鍵田は、2009年5月13日、衆議院議員を辞職して、再々度の奈良市長選挙に備えた。2009年7月5日告示、同月12日投開票の奈良市長選挙において、鍵田は、元奈良市長・前衆議院議員として政治経験の豊富さを有権者に訴えたが、衆議院議員を辞職したことについては十分な理解を得られなかった。他方、名古屋市長選で河村たかしが当選して以来、さいたま市長選挙(清水勇人)、千葉市長選挙(熊谷俊人)、静岡県知事選挙(川勝平太)と地方選4連勝で勢いに乗っている民主党は、33歳のNPO役員仲川元庸を推薦していたが、民主党の勢いのまま、仲川元庸が奈良市長の座を射止めた。なお同じ7月12日、奈良市議会議員選挙の投開票や東京都議会議員選挙の投開票も行われていたが、どちらでも民主党の圧勝、自民党隠しあるいは自民党の惨敗となっており、世論調査の通り、麻生太郎内閣・麻生自民党に対する圧倒的不支持がそのまま地方選挙に影響しているということが十分裏付けられる形となった。 当落得票数候補者党派前歴備考当 76,707 仲川元庸 無所属 新 民主党推薦 62,958 鍵田忠兵衛 無所属 元 自由民主党・公明党推薦 24,340 小林照代 無所属 新 日本共産党推薦
※この「再々度の奈良市長選」の解説は、「鍵田忠兵衛」の解説の一部です。
「再々度の奈良市長選」を含む「鍵田忠兵衛」の記事については、「鍵田忠兵衛」の概要を参照ください。
- 再々度の奈良市長選のページへのリンク