内顎類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/25 01:27 UTC 版)
内顎綱 (ないがくこう、Entognatha) は節足動物門の綱の一つ。昆虫(外顎綱)とともに六脚類を構成する[1][2]。口器は内顎であり、つまり頭部の中に格納されている。また内顎綱は無翅であり、翅を欠く。この綱はカマアシムシ目、トビムシ目、コムシ目の3目を含む[1][2]。これらは過去にはシミ目に統合され、無翅亜綱を構成していたが、これらは昆虫とは独立に、また互いの中でも独立に進化してきたことが認識されてきた[3]。目の間には恐らく密接な関係はなく、その場合、内顎綱は多系統群である[2]。
- ^ a b c d David A. Grimaldi & Michael S. Engel (2005). “Arthropods and the origin of insects”. Evolution of the Insects. Cambridge University Press. pp. 93–118. ISBN 978-0-521-82149-0
- ^ a b c d P. J. Gullan, Peter Cranston (2010). “Insect systematics: phylogeny and classification”. The Insects: an Outline of Entomology (4th ed.). John Wiley and Sons. pp. 189–222. ISBN 978-1-4443-3036-6
- ^ Alessandro Minelli (2009). “A gallery of the major bilaterian clades”. Perspectives in Animal Phylogeny and Evolution. Oxford University Press. pp. 71–109. ISBN 978-0-19-856620-5
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