他組織の残党
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 22:58 UTC 版)
「仮面ライダーSPIRITS」の記事における「他組織の残党」の解説
BADAN以外の組織(ショッカーなどの関連組織)に所属していたキャラクター。後述する再生組織と異なり、一度倒されて復活したわけではない。 ペトレスク神父 / 大コウモリ怪人(本編では名称不明) ニューヨークのスラム街にある教会に新しくやってきた神父。コウモリ怪人に変身すると、口からは対象を破壊殺傷できる超音波を発し、翼は自在に変形伸縮させて対象を斬り付けるようになる。かつてはショッカーに所属していた(『仮面ライダー』本編に登場する蝙蝠男とは別人である)ことをうかがわせており、組織を壊滅させた裏切り者でもある仮面ライダーには、激しい憎悪を燃やしている。追ってきた本郷がニューヨークを訪れたことから、本作は幕を開ける。 昼は浮浪者達に食事を振る舞う一方で夜はコウモリ怪人化させ、夜な夜な街の女性を襲わせていた。スパイクから正体を知らされた滝が滝ライダーとなって乗り込んでくるが、ものともせず切り刻み、絶体絶命の窮地に追い詰める。そこへ駆け付けた1号のライダーキックによって片腕を吹き飛ばされ、配下のコウモリ怪人達と共に逃げ出すが、追ってきた滝に動きを封じられ、後から追い付いた1号の電光ライダーキックの前に敗れる。 村枝は、第1話ではハリウッド映画の雰囲気を出すため「怪人」ではなく「クリーチャー」として描いている。 デッドライオン かつて百目タイタンの死後、ブラックサタンの最高幹部として迎えられたライオン型の奇怪人。『ストロンガー』TVシリーズではブラックサタン本部での決戦時に撤退したままその消息が描かれることはなかったが、本作においては、人間態で青木ヶ原に潜伏し辛くも生き長らえていたという設定になっている。冷酷な性格ではあるが、言動はどことなくコミカルに描かれている。生前のタイタンとは親しかったらしく、彼との再会を喜び、ストロンガーに百目タイタンが再び倒された際は魂が宿っていなかったにもかかわらず涙を流している。 復活した百目タイタンと再会した後はそのままBADANと合流。命令には従うものの、自分はあくまでもブラックサタンのデッドライオンとして在りし日の組織の反逆分子・ストロンガーとの決着を付けることに矜持と信念を貫き、強く望んでいる。第3部第三十八話でストロンガーと対峙し挑発を受けて怒りを露わにするが、直後に嘗て対立したジェネラル・シャドウと再会し、ストロンガーを倒す目的で共闘を申し入れるが、シャドウの言伝によりピラミッドに戻り、幹部待遇としてBADANに迎えられた結城丈二と対面する。その際、結城が再びライダー側に戻ると推測してBADANへの参入を認めなかったが、暗闇大使より大首領の意向であることを伝えられその場は引き下がる。その後、スパークの生命装置移植で復活したストロンガーによって百目タイタンが倒されてしまい、やむなく撤退。またしても自身だけブラックサタンの中で生き残ってしまったことを悔やんでいたが、自身の知らないデルザー軍団のマシーン大元帥、ヨロイ騎士、磁石団長といった改造魔人3人が再生されていることに驚愕する。 スーパー1やZXらがドグマと戦っている頃に、東京都内でブラックサタン戦闘員を率いてストロンガーと対決するものの、戦闘員は全滅し、自らもデッドハンドを破壊される。そこで観念し、ブラックサタンの存在しない世の中で生きることを諦め、ストロンガーにとどめを刺すように告げる。しかし、彼は変身を解き、蹴り飛ばしたあと、ブラックサタンを崩壊させたジェネラル・シャドウの話をしたあと、カブトローで突進するという、茂一流の檄を飛ばす。それに対し怒りを浮かべつつ、デッドライオンも必ず最前線に復帰すると去っていく茂の背中に誓った。 1号とZXがショッカーと戦っている頃には、サザングロス内でメガール将軍と共に、マシーン大元帥・磁石団長・ヨロイ騎士の復活に立ち会っており、しばらくはBADANのUFO内部でメガール将軍と共に待機していたが、暗闇大使が阿修羅谷に出現した大首領を始末するべく、メガール将軍を操ってUFOを阿修羅谷にぶつける突撃を実行し、それに巻き込まれた。だが、ボロボロになりながらも無事生き延び、暗闇大使を探すシャドウと遭遇する。 村枝は、公式に行方不明という設定になっていることから、本作品でも死亡させるつもりはないと述べている。
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