主張に対する評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/28 07:40 UTC 版)
2004年には人類の月面着陸はなかったとウェブページと著書で主張した。新聞の書評に「夏バテにはドリンク剤とトンデモ本が一番」と紹介され、と学会からも間違いを指摘され、インターネット上でも同様の議論が数多くなされた。「アポロ計画陰謀論」も参照 『人類の月面着陸は無かったろう論』の後書きで副島は、「私の主張が明白に間違いで、アポロ11号の飛行士たちが月面に着陸していたことの明白な証拠が出てきたら、その時は私は筆を折る。もう二度と本を書いて出版することをしない。」と書いている。ただし2009年にルナー・リコネサンス・オービターが撮影したアポロ月着陸船の写真については自サイトの掲示板で「ワハハ、ゲラゲラ」などと意味不明なコメントをしている。 ナチス・ドイツがユダヤ人をガス室などの方法で絶滅しようとしたとされるホロコーストの内容に疑問を投げ掛け、ガス室などの実在性に証拠が存在しないと主張するいわゆる「ホロコースト見直し論(ホロコースト否認論)」を支持している(マルコポーロ事件、ホロコースト否認参照)。これについての批判もネット上で多く見られる。 靖国神社については批判的である。 靖国神社への閣僚参拝を推し進めるグループを「カルト・オブ・ヤスクニ」と呼んで批判している。 以前、代々木ゼミナールで英語講師を務めていたこともあり、英文法関連の著作がある他、研究社刊行の英和辞典は間違いだらけであるとする著作を発表(別冊宝島)。同著に対しては英語学者で辞書編纂家の山岸勝榮から詳細かつ建設的な反論がなされただけでなく、研究社から同著の出版元であるJICC出版局(現宝島社)に対し出版の差し止めと名誉毀損による損害賠償を求められ東京地裁に訴えを起こされた(その後に「裁判はどうなったの」という人向けに、改めて「別冊宝島」で書いている。そこでは、「英語の議論になるかと期待したが研究社は卑怯にも裁判に逃げ込み論争が封殺された」といった趣旨のことを一方的に書いている)。判決では出版の差し止めは退けられたが、損害賠償に関しては研究社の主張が一部認められ400万円の賠償が宝島社に命じられた。その後、宝島社の控訴が棄却されて判決は確定した。ただし、副島が指摘した単純ミスの箇所が放置されていたことは事実であるほか(警察は通常複数形をとるのに、長年単数形扱いであったことなど)、安西祐一郎訳「心の社会」の書名を誤訳だとしたのは、彼が最初である。
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