丹の三侠
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/26 00:42 UTC 版)
「達人伝-9万里を風に乗り-」の記事における「丹の三侠」の解説
荘丹(そう たん) 本作の主人公。荘子の孫で、祖父譲りの独特の呼吸法「大呼吸」と大法螺が特技。琰王に仕える兵士だったが、国と親友を奪った秦の暴虐に立ち向かうべく、限られた時間で達人を結集させるため各地へ赴く。親しくない人からしばしば「びらびらしたやつ」呼ばわりされる。若いころから戦場では「秘剣”絶界”!」と叫んで自身の武を嵩増しするはったりをよく用いていたが、秦軍追撃戦の途中で突如覚醒しその呼称にふさわしい武技を会得する。 無名(ウーミン) 広い世界に憧れ、豊富な知識を持ち独特の言葉遣いで話す人物。登場当初は素性不明であったが、やがて周王族の庶流のひとり・周翔(しゅう しょう)であることが判明する。自分に外の世界を教えてくれたチータイ先生を処刑した叔父・旻公を襲撃し、洛陽から逃げ出した過去がある。現実を見ず過去の栄光に閉じこもる周王室には愛想を尽かしている。自分たちのことを「丹の三侠」と名付ける。 庖丁(ほうてい) 「人に神髄を味わわせること」と「人の心髄と交わること」すなわち「食」と「侠」を自らの天命の両輪とする料理人。義理人情に厚い。本名は丁烹(てい ほう)だが、伝説の料理人である叔父、庖丁の境地を目指しその名を名乗るようになる。叔父の形見の牛刀を「達人の域を示してくれる導(しるべ)」として大切にしており、「数千頭の牛を捌いても刃こぼれひとつしなかった」というその包丁を戦場でも剣の代わりに使用する。
※この「丹の三侠」の解説は、「達人伝-9万里を風に乗り-」の解説の一部です。
「丹の三侠」を含む「達人伝-9万里を風に乗り-」の記事については、「達人伝-9万里を風に乗り-」の概要を参照ください。
- 丹の三侠のページへのリンク