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中山三屋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/30 22:44 UTC 版)

中山 三屋(なかやま みや、1840年10月20日天保11年9月25日) - 1871年8月7日明治4年6月21日))は、幕末から明治時代初期にかけての勤王女流歌人。名は宮、みやとも表記される。


注釈

  1. ^ 『朝日日本歴史人物事典』では「戸倉岱介」とされている。本記事では、『徳山市史 上』(第3版)[1]および清水素(1994年)[2]の記述を採った。
  2. ^ 三屋の33回忌に当たる1877年(明治10年)に矢嶋作郎によって刊行された。矢嶋が自ら収集した遺詠をもとに宮内省御歌所所長の桂園派歌人の高崎正風に遺詠の抜粋と序文を依頼し、私費で刊行した。1867年(慶応3年)嵐山で高崎正風が故郷薩摩へ帰省するということで宴が開かれ、八田知紀、小松廉、大久保利通、井上長秋など薩摩の志士に加えて三屋も出席した。この宴で、彼女が詠んだ歌に次の歌がある。「うれしくも花のさかりにあひにけり これや浮木の亀の尾の山」。書名はこれから取られたが、「浮木廼亀」は仏教説話で、盲亀浮木と同じ。『涅槃経』などに出てくるもので、めったに会えないこと。また、仏法に出会うことが困難であることのたとえである。

出典

  1. ^ a b 『徳山市史 上』(第3版)徳山市、1984年 p. 657
  2. ^ 清水素『防長歴史探訪 四』山口銀行、1994年 p.255


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