世俗音楽
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/18 21:32 UTC 版)
「オルランド・ディ・ラッソ」の記事における「世俗音楽」の解説
ラッソは、イタリア語 のマドリガーレ、フランス語 のシャンソン、ドイツ語 のリートなど、当時のあらゆる主要な形態の世俗音楽を作曲している。ラッソは、ルネサンス音楽の多作家では、唯一あらゆる言語を用いて作曲しており(ラテン語、イタリア語、フランス語、ドイツ語)、どの言語においても等しい流暢さで作曲した。ラッソの歌曲の多くは、きわめて人気が高く、ヨーロッパじゅうに広く流通した。さまざまな世俗歌曲においてラッソは、ウィットや歯切れのよさといった特色ある独創性を示しているにもかかわらず、フランドル楽派のポリフォニー様式を遵守している。ドイツ人の兵士が強いゲルマン訛りのイタリア語で女性を口説こうとする《おいらのいとしのマドンナさん Matonna Mia Cara 》や、《ほうら、楽しいこだまが聞こえてくるよ Ola! o che bon echo! 》、《こんにちは、わが心の人よ Bon jour, mon cœur 》、《私はこいねがい、恐れる J'espère et crain 》、《おお、か弱き魂よ Ô foible esprit 》、《寒くて暗い夜 La nuict froide et somber 》などが有名
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