せい‐ぞく【世俗】
せ‐ぞく【世俗】
世俗
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/23 15:02 UTC 版)
世俗(せぞく、英語:Secularity セキュラリティ)とは、「世俗的」(英語:secular セキュラー)であること[1]。政教分離を経て、国家と宗教が分離している状態。
|
- ^ The American Heritage Dictionary of the English Language, Fourth Edition.、「Secularity」(1. The condition or quality of being secular. 2. Something secular.)
- ^ デジタル大辞泉(小学館)、大辞林 第三版(三省堂)。
- ^ Zuckerman, Phil; Shook, John, eds (2017). “Introduction: The Study of Secularism”. The Oxford Handbook of Secularism. Oxford University Press. ISBN 0199988455.
- ^ a b Jeurgensmeyer, Mark (2017). “4. The Imagined War between Secularism and Religion”. In Zuckerman, Phil; Shook, John. The Oxford Handbook of Secularism. Oxford University Press. ISBN 0199988455.
- ^ a b Pasquale, Frank; Galen, Luke; Zuckerman, Phil. “2. Secularity around the World”. The Nonreligious: Understanding Secular People and Societies. Oxford University Press. ISBN 0199924945 .
- 1 世俗とは
- 2 世俗の概要
世俗
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/18 01:07 UTC 版)
この時代、世俗文学は宗教文学ほど多くは作られなかったが、それでも多くの作品が現存し、豊富な言語資料を提供している。11世紀には宮廷愛が重要な題材となり、特にロマンス語圏(フランス語、スペイン語、プロヴァンス語、ガリシア語=ポルトガル語、カタルーニャ語など)とギリシア語圏では遍歴の吟遊詩人(トルバドゥール)が歌で生計を立てていた。トルバドゥールの作品は満たされない願望と結び付けられることが多いが、すべての作品がそうであるわけではない(夜明けを歌うオーバドなど)。ドイツではミンネジンガーがトルバドゥールの伝統を受け継いだ。 ゲルマン詩(『ベーオウルフ』や『ニーベルンゲンの歌』など)の伝統に加え、フランクの話材やアクリタス歌を扱う武勲詩(シャンソン・ド・ジュスト:『ロランの歌』や『ディゲニス・アクリタス』など)、それにブルターニュものやローマの話材を扱う騎士道物語(ロマン・クルトワ)が大きな成功を収めた。騎士道物語は扱う題材だけでなく、戦いよりも愛や騎士道を重んじる点で武勲詩と区別される。 中世の終わりには政治詩も書かれ、ゴリアール詩の形式が聖職者だけでなく世俗の著者にも用いられた。旅行記が流行し、遠く離れた地の荒唐無稽な描写(大部分は誇張か作り話だった)で故郷から一歩も外に出たことのない人々を楽しませた。その一方で巡礼、とりわけサンティアゴ・デ・コンポステーラ参りは民衆の一大イベントだった。チョーサーの『カンタベリー物語』は巡礼の様子を細かく描いている。 ヨーロッパ西北端に位置するアイスランドでは、12世紀から14世紀にかけて、サガと呼ばれる長大な散文作品群が古ノルド語で書かれた。これは愛や友情、復讐などきわめて世俗的なテーマが写実的に描かれており、ゲルマン人社会の価値観を知る貴重な資料となっている。
※この「世俗」の解説は、「中世文学」の解説の一部です。
「世俗」を含む「中世文学」の記事については、「中世文学」の概要を参照ください。
世俗
「世俗」の例文・使い方・用例・文例
- 世俗社会
- 彼は世俗を離れて隠退した
- 世俗的な生活
- あの世俗主義者はいかなる宗教も退ける。
- だが、概ね天皇は世俗権力を追求することなく存続してきたようです。
- 彼は世俗的な成功には無関心だ。
- 幸福と言うものを世俗的な成功と言う点から考えるのは間違っている。
- 気違いじみた愚かな世俗の競争から逃れたい。
- 教会と世俗.
- 世俗的な快楽.
- 世俗主義の社会.
- (宗教音楽に対し)一般[世俗]音楽.
- 単なる世俗的な事件.
- そんな世俗的なことには君はタッチするな.
- 世俗を超脱する
- 彼は世俗を超脱して名利に淡い
- 世俗を追う
- 彼は世俗を超脱して名利心が無い
- 彼は世俗的の事柄には頓着しない
- 彼は世俗的の見地から見れば幸福だ
世俗と同じ種類の言葉
- >> 「世俗」を含む用語の索引
- 世俗のページへのリンク