上社
上社
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上社本宮には本殿が設けられていない。本宮の神体は現在守屋山と一般的に認識されているが、明治時代の始まりまでは諏訪明神こと建御名方神の「御正体」(依り代)とされた諏訪氏出身の大祝(おおほうり)が上社の神体ないし現人神として崇敬されていた。 前宮は古くは上社摂社であった関係で本殿を有している。元々、これは大祝が就任する前に精進潔斎を行う仮屋であったが、昭和7年(1932年)に取り壊され、伊勢神宮から頂いた古材で現在の本殿が建てられた。解体された精進屋は茅野市内にある別の神社の社殿として再利用された。
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上社(かみしゃ)は、諏訪湖南岸、諏訪盆地の西南端にある。下社に対しては上流の位置にあたる。 本宮・前宮からなり、下社と異なり二宮は古くは本社・摂社という関係であった。古来の神事(蛙狩神事・御頭祭・年中4度の御狩神事など)に見られるように狩猟民族的な性格を有している。 かつては本宮を主として上諏訪の中心地であったが、近世以後は北方の高島城城下町に移り、そちらに甲州街道の上諏訪宿も設けられた。
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諏訪大社上社 年間祭事一覧 大祭・中祭の記載のないものは小祭。 毎月本宮月次祭(15日) 前宮月次祭 (27日) 1月歳旦祭(1月1日) - 中祭。 若宮社祭(1月1日) 蛙狩神事(1月1日) - 特殊神事。 御頭御占神事(おんとうみうらのしんじ)(1月1日) - 特殊神事。 荒玉社祭(本宮)(1月1日) 元始祭(1月3日) - 中祭。 御頭受(1月5日) - 特殊神事。 御符渡(1月11日) - 特殊神事。 田遊神事(1月15日) - 特殊神事。 新年祈請祭(1月15日) 2月御社宮司降祭(1月下旬-2月中旬) - 特殊神事。 境じめ神事(1月下旬-2月中旬) - 特殊神事。 紀元祭(2月11日) - 中祭。 荒玉社祭(本宮)(2月28日) 野出神事(2月28日) - 特殊神事。 内御玉殿祭(2月28日) 帰白祭(2月28日) 3月御渡注進式(2月下旬-3月初旬) 祈年祭(3月17日) - 大祭。 諏訪大社全国競書大会献書祭(3月下旬) 4月小立座神事(4月12日) - 特殊神事。 夕祭(4月14日) 例大祭(4月15日) - 大祭。 御頭祭(酉の祭)(4月15日) - 大祭、特殊神事。 内御玉殿祭(4月15日) 若御子社祭(4月15日) 荒玉社祭(前宮)(4月15日) 二の祭献詠祭(4月16日) 磯並社祭(磯並之社祭)(4月19日) 磯並山社祭(4月19日) 下馬社祭(4月19日) 瀬神社祭(4月19日) 穂股社祭(4月19日) 玉尾社祭(4月19日) 習焼神社参向(4月22日) - 特殊神事。 大年社祭(4月27日) 犬射原社祭(4月27日) 御座石神社参向(4月27日) - 特殊神事。 御沓石祭(4月下旬) 5月押立御狩神事(5月2日) - 特殊神事。 大国主命社祭(5月14日) 6月御田植祭(6月第1日曜) - 特殊神事。 水神社祭(6月25日) 御狩神事(6月27日) - 特殊神事。 御頭御社宮司社祭(宮川)(6月28日) 御頭御社宮司社祭(豊平)(6月28日) 御頭御社宮司社祭(ちの)(6月28日) 大祓式(6月30日) 7月御湯花講神楽(7月上旬) 8月高島神社祭(8月12日) 拍手社祭(8月26日) 溝上社祭(8月26日) 酒室社参向(8月26日) 闢盧社参向(8月26日) 大四御盧社祭(8月27日) 御射山社祭(8月27日) - 特殊神事。 国常立命社祭(8月27日) 浅間社祭(8月27日) 西宮社祭(8月27日) 三輪社祭(8月27日) 神功皇后社祭(8月27日) 子安社祭(8月27日) 磯並社祭(8月27日) 津島社参向(8月27日) 御射山社二の祭(8月28日) 9月御社宮司昇祭(9月-10月頃) 十五夜相撲神事(9月15日) - 特殊神事。 御頭御社宮司社祭(四賀)(9月27日) 10月児玉石神社参向(10月2日) - 特殊神事。 八束穂講神楽(10月8日) 出早社祭(10月15日) 千野川社祭(10月15日) 神嘗祭当日祭(10月17日) - 中祭。 大年社祭(10月17日) 事代主命社祭(10月20日) 神徳敬仰奉賛祭(10月) 11月新蕎麦献納祭(11月初旬) 明治祭(11月3日) - 中祭。 鞴講神楽(11月8日) 七五三祈祷祭(11月26日) 新嘗祭(にいなめさい)(11月23日) - 大祭。 藤島社祭(11月25日) 荻宮社祭(11月25日) 小神立座神事(11月28日) - 特殊神事。 12月御室社祭(12月22日) 鶏冠社祭(12月22日) 政所社祭(12月22日) 子安社祭(12月22日) 天長祭(12月23日) - 中祭。 荒玉社祭(前宮)(12月24日) 煤払神事(12月27日) - 特殊神事。 石送神事(12月27日) - 特殊神事。 大祓式(12月31日) 除夜祭(12月31日) 蛙狩神事(かわずがりしんじ)元日の朝に上社本宮で行われる神事。まず御手洗川の川底を掘り返し、蛙を捕らえる。その後拝殿正面にて小弓と矢を以てこの蛙を射抜き、生贄として神前に捧げ、宮司が祝詞を捧げ国家平安と五穀豊穣を祈願する。上社の祭神が荒れ狂う「蝦蟆神」を退治したのがこの神事の始まりという故事がある。蛙を供える本当の理由は謎に包まれており、いろんな説が挙げられている。しかし、諏訪の龍蛇信仰と関係している可能性がある。 なお、本神事については、生きたカエルを串刺しにするという行為が残酷であるとして、2011年以降、国内の複数の動物保護団体(一般社団法人LIA、全国動物ネットワーク、認定NPO法人 動物愛護を考える茨城県民ネットワーク CAPIN、犬猫救済の輪 TNR日本動物福祉病院、NPO法人JAVA)から抗議の声が上がっている。2021年12月には国際的な動物保護団体であるPETAが、諏訪大社に蛙などの動物を殺す暴力を神事から排除するよう求めた。 御頭祭(おんとうさい)4月15日に上社で行われる祭。別名「酉の祭り」「大御立座神事(おおみたてまししんじ)」「大立増之御頭」と言われている。 現在では、鹿や猪の頭の剥製が使われているが、江戸時代に菅江真澄の残した資料に、白い兎が松の棒で串刺しにされたものや鹿や猪の焼き皮と海草が串に刺さって飾られていたり、鹿の脳和え・生鹿・生兎・切兎・兎煎る・鹿の五臓などが供され、中世になると鹿の体全体が供され、それを「禽獣の高盛」と呼んだという内容が残っている。また諏訪大社七不思議の1つとして「耳裂鹿」というものがある。これは生贄の鹿の中で、必ず耳が大きく裂けた鹿がいるというものであるという。 御射山祭(みさやまさい)上社の狩猟神事。中世には年4回八ヶ岳の裾野で巻き狩り祭を行い、御射山祭はその中で最も長く5日間続いた。青萱の穂で仮屋を葺き、神職その他が参籠の上祭典を行なうことから「穂屋祭り」の名称もある。鎌倉時代に幕府の命で御射山祭の費用を信濃の豪族に交代負担することが決められ、参加する成年期の武士(と馬)はこの祭で獲物を射止めることで一人前の武士、成馬として認められたという。またこの祭の起こりとして、南北朝時代の神道集『諏訪大明神秋山祭のこと』では、「平安時代初期、坂上田村麻呂が蝦夷征討のため信濃まで来た際、諏訪明神が一人の騎馬武者に化身して軍を先導し、蝦夷の首領悪事の高丸を射落としたので田村将軍がとどめを刺すことが出来た。将軍がこの神恩に報いるため悪事の高丸を討ち取った日を狩猟神事の日と定め、御射山祭の始めとなった。この縁日(旧暦7月27日)になると討ち取られた高丸の怨霊が嵐を起こすといわれる」 という伝説を伝えている。現在はこの祭はずっと小規模になっている。
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上社
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所在地 本宮:長野県諏訪市中洲宮山1 前宮:長野県茅野市宮川2030 付属施設 上社本宮宝物殿 - 開館時間:午前9時-午後4時。 交通アクセス 本宮JR東日本中央本線 茅野駅(3.7km)徒歩:約45分 タクシー:約10分 JR東日本中央本線 上諏訪駅(6.3km)徒歩:約80分 バス諏訪バス(有賀・上社統合路線)で、「上社」バス停下車 - 上諏訪駅から平日のみ1日8便。 諏訪市営「かりんちゃんバス」(市内循環外回り線・内回り線)で、「神社前」バス停下車 - 外回り線は上諏訪駅から1日6便、内回り線は1日8便。 諏訪市かりんちゃんバス(すわっこランド・上社有賀線)で、「諏訪市博物館」バス停下車 - 上諏訪駅から1日4便。 タクシー:約20分 中央高速バス 諏訪インター前停留所(2.0km)徒歩:約25分 前宮JR東日本中央本線 茅野駅(2.4km)徒歩:約30分 タクシー:約8分 中央高速バス 茅野バスストップ(1.8km)徒歩:約20分 本宮・前宮間長野県道16号岡谷茅野線を通って徒歩約20分(1.8km)前宮本殿の裏手と本宮隣の法華寺を結ぶ鎌倉みちという歩道も通行可能である。古道がベースのため道幅が狭く高低差もかなりあり、未舗装の砂利道などの歩行には注意が必要。徒歩:約40分 周辺 神長官守矢史料館 諏訪市博物館 法華寺 - 本宮に隣接。織田信長が甲州征伐後の論功行賞を行なった地で、その際明智光秀が辱めを受けたとされる。
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上社 (かみしゃ)
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「諏訪大社七不思議」の記事における「上社 (かみしゃ)」の解説
元朝の蛙狩り 蛙狩神事において、御手洗川の氷を割ると必ず2、3匹のカエルが現れる。蛙狩神事そのものを指すこともある。 高野の耳裂鹿 御頭祭では神前に75頭の鹿の頭を供えたが、毎年必ず1頭は耳の裂けた鹿がいたという。 葛井の清池 葛井神社(茅野市)の池に、上社で1年使用された道具や供物を大晦日の夜に沈めると、元旦に遠州(静岡県)の佐奈岐池に浮く。また、この池には池の主として片目の大魚がいるとされている。 宝殿の天滴 どんなに晴天が続いても上社宝殿の屋根の穴からは1日3粒の水滴が落ちてくる。日照りの際には、この水滴を青竹に入れて雨乞いすると必ず雨が降ったと言われる。 御神渡 諏訪湖#御神渡りを参照。 御作田の早稲 藤島社(諏訪市中洲)の御作田は6月30日に田植えをしても7月下旬には収穫できたと言う。6月30日の田植え神事そのものを指すこともある。下社とは厳密には違う。 穂屋野の三光 御射山祭の当日は、必ず太陽・月・星の光が同時に見えると言う。
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上社(三重県伊勢市)
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「ウカノミタマ」の記事における「上社(三重県伊勢市)」の解説
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上社
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/17 00:18 UTC 版)
地域の氏神であり、中島・辻久留・二俣・浦口の4地域が氏子となっている。社宝は獅子頭1頭と享保6年(1721年)寄進の太刀1振の2点である。 境内には稲荷神社、菅原道真を祀る上天神、伊勢津彦大神・伊勢津姫大神を祀る櫛玉宮のほか、他の神社の遥拝所などがある。 上天神 櫛玉宮 上社稲荷大明神 撫で石 牛頭夫婦楠 橿原神宮遥拝所
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