じょう‐そう〔ジヤウ‐〕【上奏】
上奏
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/23 02:04 UTC 版)
上奏(じょうそう)とは、天子(皇帝・天皇)に意見・事情等を申し上げることである。奏上ともいう。
- ^ 長谷山彰『日本古代の法と裁判』(創文社、2004年)7頁以下。また、儒教の徳治主義の観点から、一定の条件の下で皇帝に対する直訴が認められていた。同前18頁-20頁。
- ^ 長谷山・前掲28頁
- ^ 吉川真司『律令官僚制の研究』(塙書房・1998年)32頁以下。この外の上奏として、神祇官奏(御体御卜奏)、内蔵寮奏(御櫛奏)、民部省奏(収給付田奏)、宮内省奏(御宅稲数奏)、弾正台奏(弾奏)、諸衛府奏(番奏)などがあった。
- ^ 吉川・前掲81頁-103頁
- ^ 「法律勅令ハ内閣ニ於テ起草シ又ハ各省大臣案ヲ具ヘテ内閣ニ提出シ総テ内閣総理大臣ヨリ上奏裁可ヲ請フ」
- ^ 公文式第5条
- ^ NHK特集「皇居」(1984年5月20日放送)
- ^ 宮内庁では「内閣上奏物(ないかくじょうそうもの)」と呼ばれる。
- ^ 現行の法令(2008年1月時点)では、「上奏」の語は用いられておらず、「奏上」の語は国会法においてのみ用いられている。国会法第65条第2項「内閣総理大臣の指名については、衆議院議長から、内閣を経由してこれを奏上する。」など。
- ^ 名詞的用法がすべて「上奏」というわけではなく、官報・国会事項欄の「法律公布奏上通知書受領」のようにそのまま「奏上」を用いる例もある。
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