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ヤン・ファン・エイクとは? わかりやすく解説

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ファン‐アイク【van Eyck】

読み方:ふぁんあいく

フランドル画家兄弟。兄フーベルトHubert[1370ころ〜1426])・弟ヤンJan[1390ころ〜1441])。油彩画法を確立透明な色彩と緻密(ちみつ)な描写フランドル絵画新時代画した二人協力作品に「神秘の小羊」(聖バーフ大聖堂祭壇画)がある。バン=アイクファン=エイク。→フランドル派


ヤン・ファン・エイク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/09 06:20 UTC 版)

ヤン・ファン・エイク: Jan van Eyck1395年頃 - 1441年7月9日)は、初期フランドル派のフランドル人画家。日本語文献ではヴァン・エイク、ファン・アイクなどとカナ表記される場合もある。


  1. ^ 本稿における「北ヨーロッパ」という用語は「北欧」ではなく、アルプス以北の地域ないし文化圏を意味する。
  2. ^ Châtelet, Albert, Early Dutch Painting, Painting in the northern Netherlands in the fifteenth century. pp.27 - 28, 1980, Montreux, Lausanne, ISBN 2-8826-0009-7
  3. ^ ヤマザキマリ『ヤマザキマリの偏愛ルネサンス美術論』集英社、2015年、口絵頁。ISBN 978-4-08-720815-3 
  4. ^ ヘントの人文主義者マルクス・ファン・フェーネウィクとルークス・デ・ヘール・ヘントによる。
  5. ^ Borchert (2008), p.8
  6. ^ ヤン・ファン・エイク メトロポリタン美術館
  7. ^ (see this copy [1] ).
  8. ^ “視覚の革命”を起こした、ヤン・ファン・エイクの名画を訪ねてベルギーへ。【前編】”. Pen Online (2020年3月7日). 2024年6月11日閲覧。
  9. ^ Gombrich, E.H., The Story of Art, pp.236 - 239. Phaidon, 1995.
  10. ^ Renaissance Art Reconsidered, ed. Richardson, Carol M., Kim W. Woods, and Michael W. Franklin, p.187
  11. ^ この伝説は『画家・彫刻家・建築家列伝』を底本とした、ドイツ人画家、詩人カレル・ヴァン・マンデルの著書『画家列伝(画家の書)』で、さらに広く流布した。実際には木材などの着色料として油絵具が使用されてきた歴史は古く、様々な美術に関する著作を残したベネディクト会修道士テオフィロスが1125年に書いた論文『諸技芸大要』に説明されている。現在では、初期フランドル派の第一世代の画家であるヤンとフーベルトのファン・エイク兄弟が精緻な板絵を制作するために油絵具を取り入れ、様々な油彩技法を試行、確立することによって、それまでにない目覚しい効果をあげることに成功したと見なされている。(Gombrich, E.H., The Story of Art, pp 236 - 239. Phaidon, 1995. ISBN 0-7148-3355-X)
  12. ^ Borchert, pp.92 - 94
  13. ^ 『ベルギー・フランダース』 2004, p. 65.
  14. ^ フランス革命の余波で破壊された。
  15. ^ Borchert, p.94


「ヤン・ファン・エイク」の続きの解説一覧

ヤン・ファン・エイク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/22 05:02 UTC 版)

玉座のナポレオン」の記事における「ヤン・ファン・エイク」の解説

美術史家ロバート・ローゼンブラム(英語版)は、アングル描いた肖像画のモデルは、ヤン・ファン・エイク作『ヘントの祭壇画』の父なる神の姿であると考えた。『ヘントの祭壇画』は、アングルが『玉座のナポレオン』を描いた当時ルーヴル美術館所蔵されていた。当時の批評ピエールジャン=バティスト・ショサール(フランス語版)は、『玉座のナポレオン』のアングル様式と、のちに「ブルッヘヤン」と呼ばれたヤン・ファン・エイクの様式とを比較している。 『玉座皇帝陛下』(9フィート×13フィート)について、著者はこれらの絵の説明をしなかった。我々は最初皇帝肖像画だと考えたこれほど才能完璧な線、細部への徹底的な配慮をもってして、アングル駄作制作するはずがあろうか?その答えは、彼が非凡な何か、驚異的な何かを求めていたということである。人は必ずしも、踏み固められ小道一歩ずつたどるわけではない。しかし人は、険しい方の道を選び取るべきでもないヤギのように敏感な心の持ち主は、露出した岩の上給餌だけが喜びとなる。良き心は、確実で安全な道を選ぶことから成る。そしてそれこそ巨匠らが経験助けられながら選んできた道である。そこから外れると人は、道に迷う危険を冒すことになる。同様に建設分野では、特別なものへの美し情熱のため、フランチェスコ・ボッロミーニジル=マリー・オプノールがすべての線描芸術を完全に邪道導いてしまった。それでも、この堕落趣味案出者は、古代傑作や、目の前イタリア傑作を手にしていた。別方面で、ゴシック劣らずいまいましいのは、アングルがブルッへのヤン様式復活させ、芸術4世紀後退させて、我々を揺籃期押し戻した同然なことだ。しかし、この揺籃芸術には、少なくとも素さと真実とがあったし、このシステムによってのみ芸術家描き方を知ることができた。彼らはそれ以上すぐれた作品生むことができなかった。・・・サロン評判耳を傾けたところ、その感想は、芸術を知るものも大衆もほぼ同じであった。まず絵を一瞥して、わめく者もあれば、その構成配置あざける者もいた。それから絵に近付くと、凝った仕上げや、布地表現正確さ称賛する。しかし再び、画家これほど異様な効果狙ったことに、不満を感じるようになる。まずなぜ皇帝肖像なのか? それは最も理解しがたいことである。玉座重厚で、笏を手に持つことは幸運なことに達成されていない画家は、残りゴシックメダイヨンでも同様の姿勢であったという。皇帝頭部については、太り過ぎているし、全然似ていないし、色も間違っている。繊細な筆遣い仕上げ丁寧さ溶け合った色調にもかかわらずいくぶん無味乾燥で、効果薄くカンヴァス跳びだしてくることもない。 しかし、アングル自身次のように明言している。 私はブルッへのヤン尊敬していて、多くの点で自分彼のようでありたい願っている。しかしそれでも、彼は私の画家ではないのだし、(批評家が)適当に彼を引き合い出しただけだと考えている。

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ヤン・ファン・エイク(1390年頃 - 1441年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/05 07:12 UTC 版)

フランドル美術」の記事における「ヤン・ファン・エイク(1390年頃 - 1441年)」の解説

初期フランドル派画家

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