メルセデス・マイバッハ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 16:29 UTC 版)
「マイバッハ」の記事における「メルセデス・マイバッハ」の解説
2012年に宣言通りブランド廃止・生産終了とされたマイバッハだったが、2014年にロサンゼルスで開催のロサンゼルスオートショーにて、メルセデスのサブブランド「メルセデス・マイバッハ」(Mercedes-Maybach) として復活した。実質的な2代目モデルとなる。 2016年現在で用意されている車種は「メルセデス・マイバッハS500」「メルセデス・マイバッハS500 4MATIC」「メルセデス・マイバッハS600」の3モデルである。なお「S500」は、日本市場向けには「S550」に名称を変更し販売されている。 各車種ともにSクラス(W222・ロングホイールベース車)の後席部分を約200 mm延長したモデルであり、車体前後のデザインは変えておらず、事実上Sクラスのストレッチリムジン版である。2015年のジュネーヴ・ショーでは、さらにホイールベースを1,053 mm伸ばし、全高も約100 mm高くし、対面式4座の後席を持つ「メルセデス・マイバッハ・プルマン」が発表された。販売開始は2016年から、価格は50万ユーロからと公表された。 メルセデス・マイバッハのモデルには、通常のモデルとともに、攻撃や爆発などからの乗員保護を目的に特別設計された要人向けの防弾車も用意されており、2016年2月に「メルセデス・マイバッハS600」をベースにした「メルセデス・マイバッハS600ガード」が発表され、9月には「メルセデス・マイバッハ・S600プルマン」をベースにした「メルセデス・マイバッハ・S600プルマン・ガード」も発表された。 なお、サブブランド化に際し、ノーズにはベースとなったSクラス同様にスリーポインテッドスターが装着され、Bピラーと後部座席ドアの縁と車体下部に金属のメッキが施され、マイバッハのエンブレムはCピラーに配される。また、リアの左側に「MAYBACH」の、右側にはモデル名のエンブレムが配されている。なおこれはAMG GT以降のモデルにおけるメルセデスAMGの車種と同様である。 2016年には、メルセデスAMG・S65カブリオレをベースとした4座オープンカー、「メルセデス・マイバッハS650カブリオレ」を発表。同年11月16日に開幕されたロサンゼルス・モーターショーにてワールドプレミアされた。これはS65カブリオレの動力系はそのままに、内外装をさらに豪華にしたモデルである。リムジンモデル同様、各所にマイバッハのエンブレムが配される。全世界で限定300台のみの販売とされる。 2017年2月、メルセデス・ベンツ・Gクラスをベースとした「メルセデス・マイバッハG650ランドレー」が公表された。メルセデスAMG・G65をベースとし、脚周りにポータルアクスルを採用。地上高を450 mmまで上げ、悪路走破性をさらに向上。またホイールベースを60cm延長し、2人掛けとされた後席にはマイバッハのサルーンと同様のリクライニング可能シートが装備されている。前席と後席の間にはガラス製の格納式パーティションを備え、インフォテインメント・システムや後席専用エアコンシステムも装備される。後席の頭上は開閉式電動ファブリックトップとされており、自動車メーカー製高級SUVとしては随一の4座ランドレーとなる。3月に開かれるサロン・アンテルナショナル・ド・ロトで初公開予定。また販売台数は世界限定99台の予定。
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メルセデス・マイバッハ
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「マイバッハ」の記事における「メルセデス・マイバッハ」の解説
初代モデルの販売終了とブランド一時廃止を経て、2015年2月25日に「メルセデス・マイバッハ・Sクラス」が正式に発表され、同日より発売された。価格はいずれも消費税込で「メルセデス・マイバッハ S550」が2,200万円、「メルセデス・マイバッハ S600」が2,600万円と、先代の57と、またSクラスの最上級グレードであるメルセデス・AMG S65 ロング(3,264万円)と比べても安い価格設定となっている。なお、原則として前述の専用ショールームのみでの販売とされた先代と異なり、全国各地のメルセデス・ベンツ正規ディーラーでの販売となる。 同年9月10日には、四輪駆動モデル「メルセデス・マイバッハ S550 4MATIC」を追加発売し、既存の「メルセデス・マイバッハ S550」を従来の左ハンドル仕様から新たに右ハンドル仕様へと変更した。「メルセデス・マイバッハ S550 4MATIC」(左ハンドル専用設計)の価格は、価格を据え置いた同S550と同じ2,200万円だが、S550には標準装備の「マジックボディコントロール」が未装備(オプション装着も不可)という違いがある。なお、S600は左ハンドル仕様のみとされている。 2016年9月15日には、「メルセデス・マイバッハ S 600 プルマン」が追加発売された。販売は一部のメルセデス・ベンツ正規販売店のみを通じてであり、最短12ヶ月の納期を要する完全受注生産。加えて日本市場向け販売台数自体が僅少であると発表されている。価格は8,800万円。 2017年1月16日には、特別仕様車「メルセデス・マイバッハ S 650 カブリオレ」が発売された。世界限定300台のうち、日本市場への割り当ては4台。このうちの1台は、広報写真と同じボディカラーとなる限定仕様(ボディカラー:ジルコンレッド、インテリアカラー:ポーセレン/サドルブラウン、インテリアトリム:designoマグノリアナットブラウン、ソフトトップ:ベージュ)が設定され、残りの3台はボディカラー(16色)・インテリアカラー(10色)・インテリアトリム(4種)・ソフトトップ(5色)から、3,000通り以上の組み合わせから選択するオーダーメイドとなる。価格は4,420万円。なお、注文受付は発表日から同年1月31日までの期間限定となる。 2021年7月1日に「メルセデス・マイバッハ・Sクラス」の日本仕様がフルモデルチェンジ(同日より先行予約の受付を開始、納車は11月以降を予定)。日本仕様では4輪駆動モデルのみとなり、マイバッハで初となるISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)と48V電気システムを搭載した「メルセデス・マイバッハ S 580 4MATIC」と、最高出力612 PS (450kW) ・最大トルク91.8 kgf・m(900 N・m)のパワースペックを備える6.0L・V型12気筒のツインターボエンジンM279型を搭載した「メルセデス・マイバッハ S 680 4MATIC」がラインアップされ、価格は消費税込で「メルセデス・マイバッハ S 580 4MATIC」が2,648万円、「メルセデス・マイバッハ S 680 4MATIC」が3,201万円となる。併せて、GLSをベースにしたSUVモデルとして、「メルセデス・マイバッハ GLS 600 4MATIC」も発表された
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メルセデス・マイバッハ
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「メルセデス・ベンツ」の記事における「メルセデス・マイバッハ」の解説
詳細は「マイバッハ」を参照 かつてドイツの高級車メーカーとして存在し、2002年から2012年にかけてメルセデス・ベンツ・ブランドから独立した最高級車として製造販売されていたマイバッハは、2015年に「メルセデス・マイバッハ」(Mercedes-Maybach )としてサブブランド化されている。こちらは上記メルセデスAMGとは対照的に「究極のエクスクルーシブ」と銘打たれている。
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