メスロンについて
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/01 05:54 UTC 版)
ドルアーガの塔 第1巻『悪魔に魅せられし者』では名前のみの登場で、塔内の数か所に探索の手がかりを残していた。また、魔道士フュリーによって「東方に住む天才魔術師」と語られている。 第2巻『魔宮の勇者たち』で主人公ギルガメス(ギル)の前に現れた彼は14 - 15歳ほどの少年であり、とがった耳・逆立てた緑色の髪・顔に施した戦化粧など、派手なパンク・ファッションをしていた。東方出身のメスロンは漢字で表記される呪文を用いるが、これは複雑すぎて異国人には教えることはできない。その代わり、ゲーム中で使用されるラテン文字表記の呪文をギルに伝授してくれるが、彼自身もまだこの国の魔法には詳しくないという。メスロンはその後、ギルや盗賊王タウルスと共に冒険することになるが、ギルとは終盤で別行動を取らざるを得なくなる。 第3巻『魔界の滅亡』では記憶喪失になっている。タウルスによれば、悪魔ドルアーガに単身挑んで返り討ちに遭い、頭部を負傷したためであるという。しかし最後には快復し、塔の崩壊からギルとその恋人カイを救出した。 登場アイテム「メタセコイアの葉」がギルにとってはただの木の葉なのに対し、メスロンやドワーフであるタウルスには強力な治癒効果が現れていることから、人間以外の種族の血を引いていることも示唆されている。 パンタクル 本書でメスロンの出自が明らかになった。彼は森の国シャンバラーの第2王子であったが、生まれながらに黒魔術に長けていたため忌み嫌われていた。9歳の時に魔術の実験と称して馬小屋を焼き尽くし、父王の馬を殺してしまったために幼くして追放の憂き目に遭ったのである。 しかし、父王の最期の言葉は「息子達を(メスロンを含めて)4人とも愛していた」であった。そしてメスロンの中にも望郷の念や兄弟への愛情は消えずに残っていた。彼の剣「鬼麻呂」は、弟ビナーの「鬼郎」と一対をなしている。 メスロンの父(セフィロト)と兄(ケテル)、弟(ビナー、ケセド)の名はセフィロトの樹とそれを構成するセフィラの一部に由来している模様。 パンタクル2 このころはバルカン修道院にて裕福で平和な暮らしを営んでおり、弟子を何人か抱えている。しかし魔法に頼りすぎたことで体力はすっかり衰えてしまっていた。また性格もかなりフランクなものになっている。 ティーンズ・パンタクル 舞台が現代日本であるためメスロンは厳密には居らず、本作の主人公・大島いずみの召喚によってとある男子生徒に憑依させる形で登場する。召喚されたメスロンは性能・性格的にはパンタクル登場時以降のメスロンである模様。
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