hoist
「hoist」とは
「hoist」は英語の単語で、日本語に訳すと「持ち上げる」「吊り上げる」などの意味を持つ。物体を上方向に移動させる行為を指す一方で、特に重量物をクレーンや巻き上げ機などの機械を使用して上げることを指すことも多い。また、帆を上げるという意味もあり、海事用語としても使われる。「hoist」の発音・読み方
「hoist」の発音は、IPA表記では/hɔɪst/となる。IPAのカタカナ読みでは「ホイスト」となる。日本人が発音するカタカナ英語では「ホイスト」が近い。「hoist」の定義を英語で解説
According to the Oxford English Dictionary, "hoist" is a verb that means to raise or lift, especially by some mechanical appliance. It can also be used as a noun referring to an apparatus for hoisting.「hoist」の類語
「hoist」の類語としては、「lift」、「raise」、「elevate」などがある。これらはいずれも何かを上方向に動かすという意味合いを持つが、それぞれに微妙なニュアンスの違いがある。「lift」は一般的な上げる行為を指し、「raise」は特に下から上げることを強調する。「elevate」は形式的な文脈や、抽象的な概念(地位や状態)を上げる際に用いられる。「hoist」に関連する用語・表現
「hoist」に関連する用語としては、「crane」、「pulley」、「winch」などがある。「crane」は大きな荷物を吊り上げるための機械、「pulley」は滑車のことを指し、「winch」は巻き上げるための装置を指す。これらは「hoist」が用いられる状況や、その行為を支える機械・装置として頻繁に登場する。「hoist」の例文
1. He hoisted the suitcase onto the rack.(彼はスーツケースを棚に持ち上げた。)2. The flag was hoisted at dawn.(旗は夜明けに掲げられた。)
3. The crane hoisted the cargo onto the ship.(クレーンが貨物を船に吊り上げた。)
4. The workers hoisted the beam into place.(作業員たちは梁を位置に吊り上げた。)
5. The sails were hoisted as the wind picked up.(風が強まると、帆が上げられた。)
6. The car was hoisted onto the tow truck.(車はレッカー車に持ち上げられた。)
7. The rescue team hoisted the injured climber to safety.(救助隊は負傷した登山者を安全な場所に吊り上げた。)
8. The heavy equipment was hoisted onto the platform.(重機はプラットフォームに吊り上げられた。)
9. The flag was hoisted to half-mast as a sign of mourning.(追悼の印として、旗は半旗に掲げられた。)
10. The ship hoisted its sails and set out to sea.(船は帆を上げて海に出発した。)
ホイスト【hoist】
ホイスト【whist】
ホイスト
チェーンまたはワイヤロープを、電気または空気圧により巻き上げ、品物を上げ下ろしする装置。走行機能を備えた電気ホイストが一般的である。自動車産業に限らず、あらゆる産業分野で広く使われている。定点で昇降のみを行うもの、線移動するモノレールホイスト、面移動する回転アーム式走行レール型、あるいは走行レールと横行レール(サドル)を組み合わせたトラバーサークレーンなどさまざまな使われ方がある。また、手動だけでなく走行、上げ下ろしの自動制御、あるいはリモコンスイッチによる遠隔操作も比較的容易にでき、上げ下ろしを伴う搬送手段として活用範囲が広い。定格荷重500kg以上の機種については、運転資格および法定点検が義務づけられている。
ホイスト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/18 02:43 UTC 版)
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起源 | イギリス |
---|---|
種類 | トリックテイキングゲーム |
人数 | 4 |
枚数 | 52 |
デッキ | フランススタイル |
順番 | 時計回り |
カードランク (最高-最低) | A K Q J 10 9 8 7 6 5 4 3 2 |
プレイ時間 | 30分 |
関連ゲーム | |
コントラクトブリッジ |
ホイスト(英語: whist、/wɪst/)は、イギリスを発祥とするトランプを使ったトリックテイキングゲームの1つ。
プレイントリックゲームに属し、4人が2人ずつ2チームに分かれて勝敗を争う。18世紀-19世紀にかけて流行した。ブリッジの元になった伝統的なゲームである。世界的にはホイストはブリッジに淘汰されてしまったが、イギリスでは現在も最も人気のあるゲームのひとつである[1]。
歴史
ホイストの歴史ははっきりしない点が多い。チャールズ・コットンの「The Compleat Gamester」(1674年)には、「Ruff and honours」というホイストによく似たゲームが記されているが、手札は12枚で、残った4枚の一番上をめくってそれを切り札とするものであった。切り札のAを持っている人がその4枚を手札に加え、いらない札をかわりに捨てることができた。それ以外はロング・ホイストと同様のゲームであったらしい[2]。ホイストはこのゲームが元になっていると考えられる。
18世紀前半に科学的な理論に基づいた戦術が確立されると、ホイストは知的なゲームとして大流行した。エドモンド・ホイルが1742年に出版した「A Short Treatise on the Game of Whist」[3]は権威のある書として多くの版を重ね、「ホイル」という語がゲームのルールブックの別名になった。
20世紀になると、ホイストにビッドの概念を追加したオークション・ブリッジや、その改良版であるコントラクトブリッジが発明され、もともとのホイストが遊ばれることはなくなっていった。
日本でも明治時代にウイスト・ウヰストなどの名前で紹介されたが[4]、ポイントトリックゲームにアレンジされており、本来のホイストはほとんど流行しなかった。
遊び方
ここでは、もっとも基本的なショート・ホイストというバリエーションについて説明する。ルールは単純だが、奥が深いことが知られている。
- 通常の52枚のカードを使用する。ジョーカーは使用しない。
- 競技者は4人で、2人ずつ2チームに分かれる。チームのパートナー同士は向き合ってすわる。
- 4人の中からディーラーを1人決める。ディーラーは自分の左隣からはじめて、時計回りに全員にカードを均等に(13枚ずつ)配る。ただし、ディーラー自身の手札となる最後の1枚は全員に公開する。そのカードのスートが、その回のプレイにおける切り札となる。ディーラーは、最初のトリックをプレイするまで、そのカードを自分の手札に戻してはならない。
- プレイは時計回りに進行する。最初のトリックは、ディーラーの左隣の人がリードする。プレイそのもののルールは一般のトリックテイキングゲームと同じで、マストフォロールールに従う。
- 13回のトリックが終了したら、7つ以上のトリックを取ったチームが、トリック数から6を引いた数を得点に加える。トリック数から6を引いた数のことをオッド・トリック(odd tricks)という。
- ゲームはどちらかのチームが5点を取ったところで終了する。イギリスでは通常3ゲーム中2ゲーム先取した側を勝ちとする。これをラバー(rubber)という。アメリカではゲームを7点とすることが多い。
ロング・ホイスト
ロング・ホイストは、ショート・ホイストよりも古いルールである。基本的な部分はショート・ホイストと同じだが、ゲームは9点先取で終了する。チームの手札の中にオナー・カード(honour cards、切り札スートのA・K・Q・J)が3枚または4枚あるとボーナス点が得られる。3枚なら2点・4枚なら4点。ただしオナー・カードによるボーナス点はオッド・トリックによる点数のあとに加算されるが、このボーナス点によってゲームを取ることはできない。すなわち、たとえば現在6点のチームが、7トリックを取って、かつ4枚のオナー・カードを持っていた場合、6+1+4 で11点になるのではなく、8点にしかならない。
フィクションに登場するホイスト
- ジュール・ヴェルヌの小説『八十日間世界一周』では、主人公フィリアス・フォッグが作中でしばしば、他の登場人物を相手にホイストに興じるシーンが描かれている。
- セシル・スコット・フォレスターの小説『ホーンブロワーシリーズ』の主人公ホレイショ・ホーンブロワーがシリーズ通してホイストを得意にしている。
- ポオの「モルグ街の殺人」では、ホイストが分析力を必要とするゲームであることが熱く語られている。
- シャーロック・ホームズシリーズでは登場人物が直接ホイストをプレイしているシーンは無いが、「空き家の冒険」において被害者が殺害される直前にホイストの三番勝負を行っていたり、「赤毛組合」では銀行の頭取が「土曜の夜にホイストをしないなんて」と発言するなどの描写がある。
脚注
- ^ Parlett, David (1991). A History of Card Games. Oxford University Press. p. 3. ISBN 019282905X の引く1981年のワディントン社の調査によると、ホイストはラミーに次ぐ人気で、調査対象の28%が最近プレイしたと答えている
- ^ Game Report: English Ruff and Honours (Medieval & Renaissance Games Home Page)
- ^ Hoyle, Edmond (1743). A Short Treatise on the Game of Whist (OpenLibrary)
- ^ 前田多門 『遊戯大学』上方屋勝敗堂、1888年、23頁。 (国会図書館近代デジタルライブラリー)
関連項目
- ビッドホイスト - ホイストにビッドの概念を追加したルール。
- ジャーマンホイスト - ホイストの2人用ルール。
- ノックアウトホイスト - ホイストの2~7人用ルール。
外部リンク
- Rules of Card Games: Whist (pagat.com)
ホイスト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 12:10 UTC 版)
「ナポレオン (日本のトランプゲーム)」の記事における「ホイスト」の解説
ナポレオンは、イギリスのゲームホイストの子孫である。ホイストはコントラクト・ブリッジの先祖に当たるゲームで、4人でプレイし、向かい側の人とパートナーを組む。全員に13枚ずつカードを配り、トリックテイキングゲームを行う。より多くのトリックを取ったチームに、(取ったトリック数-6)点が入る。ホイストには宣言、副官、役札などの複雑なルールは無い。
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