ページング
ページングとは、仮想メモリーを使用する際のメモリー管理方式で、仮想アドレス空間を「ページ」と呼ばれる単位に分割し、このページを単位として仮想アドレス(メインメモリー)から実アドレス(ハードディスク)へとデータを変換することである。
ページの大きさは固定的で、コンピューターによって異なるが、16バイトから24バイトまでの範囲で2の倍数が用いられる。
ページングと意味のよく似た言葉に「スワップ」があるが、スワップはデータをプロセスと呼ばれる単位で扱う点において異なる。ページングにおけるページのデータ量は、一般にプロセスよりも小さいため、ページングはスワップよりも移動させるデータ量が少なく、それゆえ処理が速いという利点がある。
ちなみに、ページングの際にハードディスクに作成される、メモリー領域を保存しておくためのファイルが「ページングファイル」と呼ばれる。i386以降のx86系CPUでは、プロセッサにページングファイルが搭載されていた。
ページング
ページング方式
(ページング から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/05 02:54 UTC 版)
ページング方式 (Paging) とは、コンピュータのオペレーティングシステムにおいて記憶装置をページと呼ばれる小さな単位に分割して割り当てを行うアルゴリズム群である。仮想記憶のベースとなる設計の一つ。
- 1 ページング方式とは
- 2 ページング方式の概要
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