フライト‐レコーダー【flight recorder】
フライトレコーダー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 14:06 UTC 版)
「エールフランス296便事故」の記事における「フライトレコーダー」の解説
フライトレコーダーは幸い、燃え残った尾部に取り付けられていた。 コックピットボイスレコーダー (CVR)は最初の衝撃から約1.5秒間作動していた。デジタルフライトデータレコーダー (DFDR)は約1秒間動作し続け、その後さらに2秒間無意味なデータを記録していた。 問題は尾部の手前で発生し、 最も可能性が高いのはホイールウェル領域で損傷が酷かった。 CVRは6月26日の夜にBEAで確認され、エールフランスに勤務するパイロットが調査官として加わっていた。 テープ速度は、航空機の電源の400 Hz周波数を使用して設定され、タイムトラックを含む航空管制記録と同期された。 DFDRは同じ夜にブレティニー=シュル=オルジュの飛行試験センターによって解析された。 12:43:44 航空機は、最初は「フラップ1」で毎分300フィート(91m)の速度で、2,000フィート(610m)から降下を開始。 12:44:14 エンジン出力はフライトアイドルまで減少。 3秒後、ギアダウン。 さらに10秒後、「フラップ2」を選択。 12:44:45 航空機が対気速度177ノットで500フィート(150m)下降する際に「フラップ3」が選択される。 12:45:06 航空機は対気速度155ノットで200フィート(60m)に降下。 12:45:15 航空機は90フィート(27m)にあり、34Rと一直線に並ぶように右への旋回(最大バンク角:30°)を開始している。 12:45:23 航空機は高さ46フィート(14m)、対気速度141ノットで旋回を完了した。 この操縦の前後で、電波高度計の測定値と気圧高度計の測定値は完全に一致する。 3秒後、航空機は132ノットの対気速度で40フィート(12m)まで降下。 機長は飛行を安定させるために仰角を4度持ち上げる。 航空機は30フィート(9.1 m)で水平飛行。 12:45:30 機首上げ姿勢が7°に上昇。 12:45:35 機首上げ姿勢は15度、速度は122ノット。 TO/GAスイッチが押される。 4秒後、航空機は森に突入、梢を削り始める。
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