フォントの対応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 08:57 UTC 版)
「JIS X 0213」の記事における「フォントの対応」の解説
マイクロソフトは2007年に発売したWindows Vistaから、標準搭載フォントの字形を旧来のJIS X 0208:1990のものから、JIS X 0213:2004のものに変更した。また、旧来の字形を表示できるフォントパッケージも公開された。 Appleも2007年発売のMac OS X v10.5において、例示字形の変更に対応したヒラギノ Nフォントを追加している。 情報処理推進機構がLinuxなどのOSで使用するためのフリーフォントとして公開しているIPAフォントもフォントの字形をJIS X 0213:2004のものに変更した。 上記対応によりほぼ全てのOSにおいてJIS X 0213:2004の字形が標準で使用可能となった。 JIS X 0213:2004では、JIS X 0213:2004で規定されている全ての文字種が含まれていて、各文字がJIS X 0213:2004での包摂基準に従っており、JIS X 0213:2004で規定されているそれぞれの文字の区別がつけることができる(たとえばJIS X 0213:2004での異体字関係となる「神(片仮名の「ネ」の字形に似た示偏)」と「神(漢字の「示」の字形の示偏)」が違う字形となっている)ことが求められているだけであり、例示字形と完全に同一の字形であることが求められているわけではないので、JIS X 0213:2004の包摂基準範囲内で自由に字形を選択してもJIS X 0213:2004に従った字形(たとえば「辻」が二点之繞でなくてもJIS X 0213に従った字形)ということができる。ただし、一般的にJIS X 0213:2004に従った字形のフォントとして発売されているフォントは、二点之繞や食偏なども含めてJIS X 0213:2004の例示字形に沿った字形を選択しているフォントがほとんどである。
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フォントの対応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 00:27 UTC 版)
「JIS X 0212」の記事における「フォントの対応」の解説
市販の日本語フォントでは、Adobe-Japan1-6以降に準拠したOpenType Pr6/Pr6Nフォントがサポートしている。 フリーフォントでは源ノ角ゴシック、源ノ明朝、VLゴシックなどが対応している。 Windowsでは古くから対応フォントが用意されており、Windows 98からすでに標準でバンドルされているMS ゴシックやMS 明朝が対応している。Windows Vista以降のシステムフォントであるメイリオは、Vista発売当初のバージョン (5.00) では対応していなかったが、Windows 7に搭載されているバージョン (6.02) で対応するようになった。Windows 10が搭載する游明朝と游ゴシックの文字セットは、2019年以降Adobe-Japan1-7を含むのでPr6N相当である。 macOSにおいては、OS X Mavericksで追加された游明朝体と游ゴシック体がPr6Nフォントであり、macOS Sierra以降でFont Bookから追加ダウンロードできる凸版文久明朝、凸版文久ゴシックもPr6Nフォントである。iOSでは、iOS 14の時点で標準搭載日本語フォントがAdobe-Japan1-5相当のヒラギノProNに限られるため、JIS X 0212の文字・例示字形には正しく表示することができないものがある。
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