フォンデリット・マイヤーズJr.
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 09:51 UTC 版)
「ファーガソン暴動」の記事における「フォンデリット・マイヤーズJr.」の解説
2014年10月8日、フォンデリット・マイヤーズJr.はセントルイスで非番の警察官に射殺された。警察は、マイヤーズが銃を持っていて自分達を撃ったと述べた。マイヤーズとマイケル・ブラウン双方の親類であるダグ・ホリスは、銃撃場面を見ていなかったが、マイヤーズは武装しておらず手にあったのはサンドイッチだとUSAトゥデイ誌に語り、現場で発見された銃は警察に仕込まれた可能性があると示唆した。この銃撃を受けて、幾晩にも及ぶ抗議行動が行われた。後の法医学的証拠では、射撃残渣がマイヤーズの右手、シャツ、ズボンに残っていることが確認され、彼が銃を撃っていたことが示された。また、警察に向けて発射された弾丸3発がマイヤーズの銃と一致した。遺族側の弁護士は、マイヤーズが使ったとされる武器に関して警察の説明が異なっている(当初は9mmルガーで、後に9mmスミス&ウェッソン)ことに気づいた。後にマイヤーズが所持していたことが判定された銃は、彼がソーシャルメディアに投稿していた様々な写真の銃と一致していた。第三者による検死では、8つの傷のうち6つが体の背面にあったことが判明した。葬儀は10月26日に行われた。 2015年5月19日、非番の警察官に対して不起訴が発表された。セントルイスのジェニファー・ジョイス弁護士の報告書では、マイヤーズが銃を発砲した後に警官が自衛でマイヤーズを撃って殺害したため、結果的に生じた死について合理的な疑いを超える刑事犯行為が証明できなかった、と書かれていた。
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