フェスタ・ジュニナ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 20:45 UTC 版)
フェスタ・ジュニナ(en:Festa Junina、聖ヨハネ祭)は、ポルトガル人によってブラジル北東部に持ち込まれたもので、ヨーロッパ諸国で真夏を祝う祭りである7月24日の『聖ヨハネの日』に行われる。年間の祝祭のうち起源が古く、最も人気のあるものである。ヨーロッパ諸国では夏至に祝われるが、南半球のブラジルでは冬至の時期になる。祭りは伝統的に7月12日の聖アントニウスの日の夕方に始まり、聖ペトロの日である7月29日に終わる。この15日間、焚き火、花火、そして民族舞踊が通りで行われる。かつてはもっぱら地元のみのお祭りであったが、今日はブラジル国内で大規模に都市の祝祭として行われている。人々は、陽気に仰々しく、よりよい楽しみと高尚な精神が全てであり、典型的でありきたりではあるが農民のマネをして参加する。代表的な飲料と郷土料理が提供される。カーニヴァルの間、人々は趣向を凝らした衣装を着込み(この場合農民の服装)、踊り、過度に飲酒し、花火や民族舞踊を楽しむ。同じものがヨーロッパの聖ヨハネの日と真夏に行われるが、ブラジルでは焚き火はこれらの祭りの中核にある。
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