パレート‐ず〔‐ヅ〕【パレート図】
パレート図
【英】Pareto chart
パレート図とは、集計した項目の分量と割合(構成比)をそれぞれ棒グラフと折れ線グラフで示し、同じ図に重なるように表示した図のことである。
典型的なパレート図は、各項目の分量(たとえば発生数や金額など)を値が大きい順に(降順に)並べて棒グラフで示し、また、その棒グラフで示された各項目の全体における割合を折れ線グラフによって示す。これによって、各項目の全体における比重が明らかになり、重要性や対応優先度の判断が促される。
パレート図の呼び名は、「パレートの法則」を提唱した経済学者パレート(Vilfredo Pareto)の名にちなんでいる。パレートの法則は、複数ある要素のうち一部の要素だけで全体の大半が占められているという見解である。このパレートの法則が典型的に当てはまる事象においてパレート図は明快な構図を示す。
パレート図は、主に品質管理(不良・不具合対応)の分野において、優先的に対応すべき事項を見定める際に用いられる。パレート図は「QC7つ道具」の一つにも数えられている。
パレート図
【英】:Pareto diagram
QC七つ道具の1つで, 項目別に, 出現度数の大きさに並べるとともに, 累積和を示した図である. この図を描くことによって, 改善すべきvital few(数は少ないが影響の大きい項目)が明確になるので, 問題解決の初期において重点指向すべき改善テーマを決めるために用いる. 当初はイタリアの経済学者パレート(V. Pareto, 1879)が富の偏在を分析するために活用した図であるためにパレート図の名前で呼ばれる.
企画・開発・プロジェクト・品質・ヒューマン: | チェックシート デミング賞 ナーススケジューリング パレート図 ヒストグラム フロート プロジェクト管理 |
パレート図
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/13 05:00 UTC 版)
パレート図(パレートず)とは、値が降順にプロットされた棒グラフとその累積構成比を表す折れ線グラフを組み合わせた複合グラフである。ヴィルフレド・パレートに因んで名付けられた。ジョセフ・M・ジュランと石川馨(武蔵工業大学(現東京都市大学)元学長)によって品質保証の分野で広められた。
- 1 パレート図とは
- 2 パレート図の概要
パレート図
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 19:03 UTC 版)
工程改善に用いられるツール。工程で発生している問題を原因別・損失金額別などに分類し、その件数の大きい順に並べて棒グラフおよび累計曲線を図に表したもの。パレート図は工程の改善活動の検討の場において、改善効果が期待できる問題の抽出に用いる。工程が持っている問題を分類して図示する事で、真っ先に改善しなければならない問題を容易に把握できる。
※この「パレート図」の解説は、「品質管理」の解説の一部です。
「パレート図」を含む「品質管理」の記事については、「品質管理」の概要を参照ください。
「パレート図」の例文・使い方・用例・文例
- パレート図のページへのリンク