バモス・ビーレフェルト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/11 10:10 UTC 版)
「バモス (鉄道車両)」の記事における「バモス・ビーレフェルト」の解説
2009年、ビーレフェルトで路面電車(シュタットバーン)を運営するmoBielは、旧型車両置き換えのためハイターブリックやキーペとの間で電車製造に関する契約を交わした。これが"バモス"ブランド初の受注案件となった。 車体幅2,300 mmの車両に適した車両限界上で定員数を増加させるために車体下部を狭くしたデザイン(裾絞り式)を採用し、着席定員数が従来の車両に比べ50%増加している。乗降扉は両側面に5箇所づつ設置され、両端の2箇所を除き併用軌道上の低床式停留所に対応した折り畳み式のステップが搭載されている。車内にはベビーカーや車椅子、自転車が設置可能なフリースペースが4箇所存在する。台車はキーペ製の電動機を備えた全軸駆動方式で、車輪の粘着力が向上している他、メンテナンス費用を抑えた設計となっている。また消費電力を節約するため、制動装置に回生ブレーキを採用している。 2011年12月19日にビートフェルト市長を招いた記念式典が行われた後、翌12月20日から営業運転を開始した。以降2012年までに導入された16編成には「シュタット・ビートフェルト(Stadt Bielefeld)(5001編成)」を始めとするビーレフェルトの地名にちなんだ愛称が付けられている。更に2017年には旧型車両の置き換えおよび乗客増加への対応のため更に24編成の発注が実施され、2020年以降導入が始まる予定となっている。また、設計が高く評価された事からバモス・ビーレフェルトは2012年のiFデザイン賞を受賞している。 車内 乗降扉 運転台に設置されているタッチパネル 5002編成塗装は車体の前後で異なる 連結運転も可能である
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