バスカヴィル家の犬
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『バスカヴェル家の犬』(バスカヴェルけのいぬ、The Hound of the Baskervilles)は、アーサー・コナン・ドイルによるシャーロック・ホームズシリーズの長編小説のひとつ。邦訳によっては訳題を『バスカービルの魔犬』としたり、児童向けに『のろいの魔犬』[1]とも)とするものもある。
注釈
- ^ ゲーム内ではこのように表記されている。
- ^ 「名探偵ホームズ全集〈1〉」(1973、小学館)ほか
- ^ チャールズ卿は3人兄弟で、長男のチャールズ、若くして死亡した次男(名前は不明)、1876年に死亡の三男のロジャーという構成。
チャールズは南アフリカで投資をして大富豪になり2年前に帰国、次男はカナダに渡りそこで死亡するがその息子のヘンリー(父親の死亡時には3歳だったとの事)が農園を経営、ロジャーはモーティマー医師曰く「顔も性格も先祖のヒューゴーそっくり」(序盤に登場するこの台詞は、ホームズが重要な手掛かりを発見するシーンに向けた、さりげない伏線になっている)の悪名高い男でイギリスにいられなくなり、中央アメリカに移り住みそこで死亡している。 - ^ 『The Hound of the Baskervilles』Penguin Books(UK)11p
- ^ のちの人物交換トリックの伏線。
- ^ 『The Hound of the Baskervilles』Penguin Books(UK)47p
- ^ 1899年に南アフリカでボーア戦争が勃発。ドイルは1900年2月から8月まで野戦病院の医師として南アフリカで働いたが、このとき腸チフスに罹患してしまった。
- ^ 河村幹夫『ドイルとホームズを「探偵」する』日経プレミアシリーズ、2009年、103-111頁
- ^ 東山あかね「『バスカヴィル家の犬』(の舞台裏)」『シャーロック・ホームズ大事典』小林司、東山あかね編、東京堂出版、2001年、594-596頁
- ^ なお、「犬が火を吐く(ように見える)」のは犯人の勝手なアレンジであり、第2章で説明される伝承に出てくる犬は「燃えるような」と形容されているのは目であり、口からは液体(涎もしくは血)をたらしているだけである。
(原文:its blazing eyes and dripping jaws) - ^ “『シャーロック劇場版』2022年6月17日公開 ディーン・フジオカと岩田剛典のビジュアルも”. Real Sound (2021年12月24日). 2021年12月27日閲覧。
- ^ aucfan. “昔の漫画付録 小六推理まんが文庫 はっとりかずお/地獄犬ののろい 小学六年生 昭和48年10月 文庫判本文160P 恐怖と推理とサスペンス”. オークファン. 2023年7月4日閲覧。
- ^ Conan, Doyle, Arthur、小室孝太郎『地獄の魔犬』学習研究社、東京、1974年 。
- ^ 東京都古書籍商業協同組合『地獄の魔犬(ドイル 原作 ; 小室孝太郎 著) / 古本、中古本、古書籍の通販は「日本の古本屋」』 。
- ^ 原作, アーサー・コナン・ドイル; 構成, 加納一朗; 劇画, ムッシュー・田中 (1976-12). のろいの魔犬. 東京: ユニコン出版
- ^ 光志, 1938-, 旭丘 (1983). バスカービル家の魔犬. 東京: 講談社
- ^ nazegaku (2021年7月15日). “バスカービル家の魔犬 (コミック・名探偵ホームズ全集2) 旭丘光志”. OLDIES 三丁目のブログ. 2023年6月10日閲覧。
- ^ アーサー・コナン・ドイ, ル; 小林たつよ, し; 小林, 司; 東山あか, ね (1997-09-10). まんが版 シャーロック・ホームズ全集5 バスカヴィル家の犬. 小学館
- ^ Conan, Doyle, Arthur、石ノ森章太郎『バスカヴィル家の犬』くもん出版、東京、1997年 。
- ^ Jet (2006). シャーロック・ホームズの冒険. 東京: 朝日ソノラマ
- ^ 青山剛昌『名探偵コナン』70巻(File5-11、小学館,少年サンデーコミックス、2010年11月23日初版)
- 1 バスカヴィル家の犬とは
- 2 バスカヴィル家の犬の概要
- 3 あらすじ
- 4 年代について
- 5 備考
- 6 その他
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