ハーネス型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/23 17:00 UTC 版)
「フルハーネス型」ともよばれる、胴部の他に腿や肩にもベルトを通し、全身を保持する格好の安全帯である。ハーネス型は胴ベルト型と比較した際、抜け落ちる心配が無い点、墜落時の荷重が胴部に集中しない点(内臓や脊髄の損傷が生じにくい)、吊られた際も自然な姿勢が保てるという点が優れていると言える。このため、諸外国においては安全帯といえばハーネス型が常識とされているが、2010年代以降は国内においても鉄塔工事や高層建築の現場を中心にその普及を見せている。なお、2002年には厚生労働省「安全帯の規格」にもハーネス型の項目が盛り込まれたうえ、2019年2月1日以降は6.75m(建設業は5m)を越える高さにおいて、その使用が義務化されることとなった。
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