ハードディスク‐レコーディング【hard disk recording】
ハードディスクレコーディング
ハードディスクレコーディング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/28 06:44 UTC 版)
ハードディスクレコーディング(Hard Disk Recording)とはハードディスクドライブを記憶媒体としてデジタルオーディオの録音をすること。またはそのシステム。パソコンを使用しない専用機(ハードディスクレコーダー)や、デジタル録音に対応したシーケンサーを使用するコンピューターベースとがある。従来のテープメディアのマルチトラックレコーダーでは困難であった非破壊編集が容易となった。1980年代のシンクラヴィアで極めて高価な費用が掛かるものの可能となり、2000年代にPC用のDAWに移行してから主流となった。
- 1 ハードディスクレコーディングとは
- 2 ハードディスクレコーディングの概要
ハードディスクレコーディング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/16 21:17 UTC 版)
「Atari ST」の記事における「ハードディスクレコーディング」の解説
FALCON 030用のLogic Audio、Cubase Audioは、8chまで48/44.1kHz 16bitの同時録音再生が可能で、FALCONに搭載されたモトローラ DSP56001を利用し、単純なEQ、エフェクトの処理も可能だった。標準仕様のFALCONのサンプリングレートは50kHzだったため、DSPポートに専用のクロックを刺し使用した。オプションで、8chのIN/OUTが可能なI/Oや、AES/EBU,SPDI/F,ADATオプティカル用のI/Oが数種類発売されていた。当時のMacintoshやPCでは、高価な拡張カードを使用し数倍の金額でしか実現できない機能だったために発表時には熱狂を持って迎えられた。しかしソフトを軽視したATARI社が、発売前にソフトメーカーにコンタクトをとらなかったため、ST用のシーケンサーはFALCON上ではことごとく動かず、さらにソフトメーカーの対応に時間がかかったためついに普及しなかった。FALCON専用のソフトが出揃った頃には、すでにMacやPCにシェアを奪われており、売れ行きの悪かったFALCONはATARIブランドの消滅の一因となった。FALCON用のNotatorは発売されず同時期にLogicに移行しており、Mac版が同時に出てしまったことも大きく災いした。CUBASEやLOGICのほかにもハードディスクレコーディングを可能にするソフトは多数存在する。
※この「ハードディスクレコーディング」の解説は、「Atari ST」の解説の一部です。
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