ハモンド‐オルガン【Hammond organ】
ハモンドオルガン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/15 10:01 UTC 版)
ハモンドオルガン(英: Hammond Organ)とは電気楽器の一種。
- 1 ハモンドオルガンとは
- 2 ハモンドオルガンの概要
ハモンドオルガン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 17:36 UTC 版)
ハモンドオルガンは、ジョン・ロードの代表的な使用楽器として知られている。オリジナルのC-3に筐体の上下分割、スプリングリバーブ内蔵、RMIエレクトラピアノを組み込みスイッチで切り替える事が出来るなど多岐に渡る改造を施しており、重量が300kgあると言われ、彼が特許をとった物がいくつか存在する。また下部に木製の厚い板が打ち付けられていた時代があった。これはオルガンを前後に揺らしてスプリングリバーブの衝撃音を出して、効果音を容易に得る為である。当時彼がメインで使用していたハモンドオルガンは、フリートウッド・マックのクリスティン・マクヴィーから譲り受けたものである。演奏に関してはグレアム・ボンド(英語版)から大きな影響を受けており「ハモンドオルガンに関して実践的なことは殆どすべて彼から学んだ。」と語っている。
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ハモンドオルガン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 14:43 UTC 版)
「キース・エマーソン」の記事における「ハモンドオルガン」の解説
ハモンドオルガンの使用と言えばエマーソンが出始めた当時、ジャズオルガンとしてが主流だった。ハモンドの新しい可能性を指向したキースはよりヘビーな音を出すための方法として、オルガンを歪ませる、2nd又は3rdパーカッションの音を敢えて強調するという手段をとった。同じような可能性を指向していた人物としてディープ・パープルのジョン・ロードがいた。 彼が痛めつける目的で使っていたのはハモンドL-100でザ・ナイス時代から使用している。使用不能になったオルガンも数多かったとされるが、エマーソンは2005年のインタビューで実際に壊したハモンドは3台だと語っている。電源を切ったり入れたりを繰り返してピッチを不安定にさせたり、ハモンドの鍵盤にナイフを突き立てて音を鳴りっぱなしの状態にしたり、オルガンを傾けたり持ち上げ、オルガンの上に乗って揺さぶりながら前に進んだり、場合によっては放り投げたり蹴り飛ばしていたが、あまりにも毎回壊すためスタッフが金属でハモンドを覆って強化させたところ、重さ350ポンドぐらいだったものが450ポンドぐらいになり、自力では持ち上がらなくなったという。また、スプリング・リバーブの特性である過度の衝撃での爆発音を出し(スプリング・リバーブに手を突っ込み、爆音を鳴らすこともあった)、L-100のスピーカーとオルガンのすぐ脇にあるキーボードのモニターとして使用されているPAスピーカーを近づけてハウリングを起こさせたり、オルガンの下敷きになってキーボードを弾いたりなど、過激なステージングを行ったことから「オルガン(キーボード)のジミ・ヘンドリックス」と形容されたりもした。ナイス時代にロイヤル・アルバート・ホールで行われたビアフラ救済チャリティーコンサートにおいては、オルガンを蹴り飛ばし、裏返しにした上でそこにアメリカ国旗をのせ、国旗ごと火を放つというパフォーマンスを行い、以後同ホールはロック・ミュージシャンには一切使用許可を出さなくなった。1972年のELPの後楽園球場公演では、日本刀を振り回し鍵盤に突き刺すパフォーマンスを行った。 これらについて聞かれた際に本人は「ピート・タウンゼントがやっていることと別に変わらない」「扱い方を知るまでは嫌がらずに修理してくれたが、知ってからは断られ続けた」と懐述している。 彼のこの方法は、その昔ソウル・エージェンツというマーキークラブ常連バンドのドン・シンというオルガニストの演奏を見て刺激を受けたと自伝で書かれている。シンがオルガンを分解しながら演奏しているのを見て、意図的に痛めつける方法を思いついたと語っている。目的は、バンドでそれまで地味な存在だったキーボードを目立たせる為でショーアップとして必要だと述べている。そして音とビジュアルの相乗効果に関して試行錯誤の末、あのようないくつかのパフォーマンスを考えだした。 ナイス後期に導入されたC-3は、その後レコーディングのメインキーボードとなった。同時にL-100はステージ用キーボードとしての役割を受け持つことになった。C-3はMIDI改造され今でも現役で使用されている。また、自身の両側にC-3とL-100二台のハモンドを置くスタイルは、C-3の下段鍵盤にはパーカッシヴ機能が無い為で、両方のオルガンのパーカッシヴ機能を利用する為だとプレイヤー誌にその理由を答えていた。
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ハモンド・オルガン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 17:00 UTC 版)
当初はパイプ・オルガンの代用品として世に現れ、世界中で礼拝などに活躍した楽器であったが、その特徴的な音色が愛され、よりパイプ・オルガンに迫った音源が現れるようになっても、従来のハモンド・トーンは世界からニーズが尽きることはなく、今でもその独特の音を受け継いで製造され続けている。 かつてはバッハのオルガン作品の楽譜に、ハモンド・オルガンのレジストレーションが記されていたこともあったが、今日パイプ・オルガンの代用品として使用されることはなく、特にSKシリーズはクラシック音楽以外で活躍している楽器である。 ハモンドB-3のペダルは2オクターブのため、チャーチオルガンとしての性能はない。かつてはペダルを2.6オクターブにしたチャーチモデル・ハモンドRT-2が発売されていた。詳しくはハモンド・オルガンを参照。
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「ハモンドオルガン」の例文・使い方・用例・文例
- ハモンドオルガンという鍵盤楽器
ハモンドオルガンと同じ種類の言葉
- ハモンドオルガンのページへのリンク