ハイポイドギヤ
FR車の終減速歯車として使われているギヤ。ハイポイドギヤは曲がり歯傘歯車の直交する回転軸において、ドライブピニオン側を下にオフセットさせたギヤである。曲がり歯傘歯車と比較し、ハイポイドギヤはドライブピニオンを大きくでき、強度上有利で、噛み合い率(同時に噛み合っている歯数)も大きく、滑らかな噛み合いで振動騒音面でも有利。しかし、噛み合い歯面の滑りが大きく、高面圧のために歯面のスコアリング(焼き付き)が発生しやすく伝達効率も低下する。そのため油膜保持性能の高いデフ用オイル(GL-5など)を使用する。1対でラッピングされて製造され、正確な取り付けが必要で、歯当たり調整を行う。
ハイポイド
(ハイポイドギヤ から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/31 20:15 UTC 版)
ハイポイドギヤ(Hypoid gear)は、かさ歯車の一種で、自動車や鉄道車両の駆動系など大きなトルクの掛かる用途に使われる、入出力の2軸がねじれの位置にあることが特徴の歯車である。
- ^ http://www.nissei-gtr.co.jp/gear/hypoid/
- ^ 甲斐智: “豊精密工業株式会社 – 歯車製造を支えるハイポイドギヤ歯切盤”. ものづくりエンジニアのための「はじめの工作機械」. 2022年11月1日閲覧。
- 1 ハイポイドとは
- 2 ハイポイドの概要
- 3 外部リンク
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