ネズコ
本州の北部から中部、さらに中国、四国地方にも分布していますが、その分布の中心は本州中部の山岳地帯です。昔から木曾五木の一つとされてきているのも、木曾地方に多く分布していたからでしょう。しかし、東京のような大都市ではほとんど知られてはいないのではないでしょうか。ところが、一方で、現在われわれの周辺をみると、ベイスギ(T. plicata)という木材があります。これは実はアメリカ産のスギではなくて、このネズコの類です。したがって、われわれは日本のネズコを使わないで、アメリカ産のネズコの類を使っていることになります。 ■木材 ■用途 |
クロベ
〓子
鼠子
クロベ
(ネズコ から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/14 10:16 UTC 版)
クロベ[22][23][24](黒檜、学名: Thuja standishii)は、裸子植物マツ綱のヒノキ科クロベ属(ネズコ属[22])の1種である。ネズコ(鼠子)ともよばれ、これを標準名としていることもある[5][25]。高木になる常緑針葉樹であり(図1)、小枝は十字対生する鱗片状の葉によって扁平に覆われ、裏面の気孔帯は目立たない。"花期"は5月、球果はその年の秋に熟し、木質、果鱗は肥厚せず瓦状に重なる。日本固有種であり、本州と四国の山地帯から亜高山帯に分布する。材は建築用などに利用され、木曽五木の1つとされる。
- 1 クロベとは
- 2 クロベの概要
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