ぬか‐か【×糠蚊】
ヌカカ
ヌカカ類 Ceratopogonidae
主な種類
ホシヌカカ Culicoides punctatus (Meigen)
ヌノメモグリヌカカ Culicoides nunomemoguri Kitaoka
ミヤマヌカカ Culicoides maculatus Shiraki
ニワトリヌカカ Culicoides arakawae Arakawa
イソヌカカ Culicoides circumscriptus Kieffer
トクナガクロヌカカ Leptoconops nipponensis ほか
ホシヌカカ Culicoides punctatus (Meigen)
ヌノメモグリヌカカ Culicoides nunomemoguri Kitaoka
ミヤマヌカカ Culicoides maculatus Shiraki
ニワトリヌカカ Culicoides arakawae Arakawa
イソヌカカ Culicoides circumscriptus Kieffer
トクナガクロヌカカ Leptoconops nipponensis ほか
形態
翅長は1~1.5mmのものが多く、触角は長く数珠状で、翅は透明で薄い斑紋があるものも多い。静止時は左右の翅の一部を重ね、平たい。
ホシヌカカは翅長約1.3mm、胸に斑紋があり、翅にも黒い斑紋が多数ある。ヌノメモグリヌカカは翅長約0.9mm、黒い炉で翅は透明。ミヤマヌカカは翅長約1.0mm、翅に暗色の帯紋が3対ある。ニワトリヌカカは翅長約1.2mm、翅は淡暗紫色の地に透明な斑紋が多数ある。トクナガクロヌカカは、翅は透明で、尾端に1対の片がある。
翅長は1~1.5mmのものが多く、触角は長く数珠状で、翅は透明で薄い斑紋があるものも多い。静止時は左右の翅の一部を重ね、平たい。
ホシヌカカは翅長約1.3mm、胸に斑紋があり、翅にも黒い斑紋が多数ある。ヌノメモグリヌカカは翅長約0.9mm、黒い炉で翅は透明。ミヤマヌカカは翅長約1.0mm、翅に暗色の帯紋が3対ある。ニワトリヌカカは翅長約1.2mm、翅は淡暗紫色の地に透明な斑紋が多数ある。トクナガクロヌカカは、翅は透明で、尾端に1対の片がある。
分布
各種のヌカカが全国各地に分布する。ホシヌカカはヨーロッパからアジアに分布し、日本では全国的に分布する。ヌノメモグリヌカカは本州に、ミヤマヌカカは全国に普通に分布する。ニワトリヌカカは東南アジア~東アジアに分布に、日本では全国に分布する。トクナガクロヌカカは本州各地の海岸に生息する。
各種のヌカカが全国各地に分布する。ホシヌカカはヨーロッパからアジアに分布し、日本では全国的に分布する。ヌノメモグリヌカカは本州に、ミヤマヌカカは全国に普通に分布する。ニワトリヌカカは東南アジア~東アジアに分布に、日本では全国に分布する。トクナガクロヌカカは本州各地の海岸に生息する。
被害
野外の色々な環境で刺されるほか、網戸を潜り抜けて屋内に飛来して吸血されることもある。1匹に刺されてもカほどの痒みはなく、痒みが数日続くが、多くの場合2~3日で治癒する。しかし多数に刺されると、それだけ症状が大きくなる。地域によっては屋外での作業が不能になったり、夜間の睡眠が妨げられる。
また、家畜や家禽も襲い、特にニワトリヌカカはニワトリの重要な伝染病であるロイコチトゾーン病の原虫を媒介する。
野外の色々な環境で刺されるほか、網戸を潜り抜けて屋内に飛来して吸血されることもある。1匹に刺されてもカほどの痒みはなく、痒みが数日続くが、多くの場合2~3日で治癒する。しかし多数に刺されると、それだけ症状が大きくなる。地域によっては屋外での作業が不能になったり、夜間の睡眠が妨げられる。
また、家畜や家禽も襲い、特にニワトリヌカカはニワトリの重要な伝染病であるロイコチトゾーン病の原虫を媒介する。
生態
ヌカカは春から秋にかけて、多くの家畜や人を吸血する。微小で、止まると平たくなるため衣類の中にも潜り込んで吸血する。照明にも誘引され、網戸の目を容易に潜り抜けて、屋内で被害にあうこともある。水田地帯ではホシヌカカなど、山間地域ではヌノメモグリヌカカ、ミヤマヌカカ、平地ではニワトリヌカカ、海岸近くの住宅ではトクナガクロヌカカなど、多くの種類が生息している。
ホシヌカカは本州北部で6月中旬から10月下旬に発生する。湿地や水田などに幼虫が生息し、幼虫は体長4mmの線虫状で、水中を遊泳する。ヌノメモグリヌカカは苗代の時期に発生する。ミヤマヌカカは夏から秋にかけて発生するが、幼虫は水生ではなく、自然状態での発生源は不明である(北岡、1994)。ニワトリヌカカは4~9月に発生し、主に水田から発生する。
トクナガクロヌカカは海岸近くの砂中に幼虫が生息し、その付近で吸血する(北岡、1994)。イソヌカカの幼虫は海岸のロックプールや潮をかぶる潟、沼等に生息する。春に産まれた卵は4~5日で孵化し、幼虫期は約1年で、翌春に蛹化し、2~3日で羽化する(北岡、1994)。
ヌカカは春から秋にかけて、多くの家畜や人を吸血する。微小で、止まると平たくなるため衣類の中にも潜り込んで吸血する。照明にも誘引され、網戸の目を容易に潜り抜けて、屋内で被害にあうこともある。水田地帯ではホシヌカカなど、山間地域ではヌノメモグリヌカカ、ミヤマヌカカ、平地ではニワトリヌカカ、海岸近くの住宅ではトクナガクロヌカカなど、多くの種類が生息している。
ホシヌカカは本州北部で6月中旬から10月下旬に発生する。湿地や水田などに幼虫が生息し、幼虫は体長4mmの線虫状で、水中を遊泳する。ヌノメモグリヌカカは苗代の時期に発生する。ミヤマヌカカは夏から秋にかけて発生するが、幼虫は水生ではなく、自然状態での発生源は不明である(北岡、1994)。ニワトリヌカカは4~9月に発生し、主に水田から発生する。
トクナガクロヌカカは海岸近くの砂中に幼虫が生息し、その付近で吸血する(北岡、1994)。イソヌカカの幼虫は海岸のロックプールや潮をかぶる潟、沼等に生息する。春に産まれた卵は4~5日で孵化し、幼虫期は約1年で、翌春に蛹化し、2~3日で羽化する(北岡、1994)。
ヌカカ
| 特徴 ヌカカはハエ目、長角亜目、ヌカカ科に属する昆虫の総称です。糠のように微小なカ(蚊)という意味が名前の由来ですが、カ(蚊)とは違う科の昆虫です。世界中に約4000種、日本では約40種ほどが知られています。 微小で、翅長が1~1.5mmのものが多く、触角は長く数珠状で、翅は透明で薄い斑紋があるものも多い。静止時は左右の翅の一部を重ね、平たい感じがします。春から秋にかけて、多くの家畜や人を吸血します。人の衣服の下に潜り込んで吸血することもよくあります。照明にも誘引され、網戸の目を容易に潜り抜けて、屋内で被害にあうこともあります。 水田地帯ではホシヌカカなど、山間地域ではヌノメモグリヌカカ、ミヤマヌカカ、ナミヌカカ、平地ではニワトリヌカカ、海岸近くの住宅ではトクナガクロヌカカ、イソユカカなど、多くの種類が生息しています。 防除 多く発生する地域では、長袖、長ズボン、帽子、軍手を着用して肌の露出を少なくし、露出部には防虫忌避スプレーを噴霧し塗布します。また携帯用の蚊取り器や蚊取り線香を身に付けるとあまり吸血されません。殺虫剤エアゾールは、群がって来た時に、その空間に広角に噴霧します。 外壁や窓ガラスには、防虫忌避効果のあるエアゾールを吹き付けておきます。光に誘引されるので、外の照明は紫外線をあまり出さない照明に変えます。窓ガラスから出る光が誘引している場合には、近紫外線を遮断するフィルムをガラス面に貼ると飛来数を抑えることができます。また外に光が漏れないような場所に、ライトトラップを設置して捕獲します。屋内に侵入したヌカカに対しては、電気蚊取りや蚊取り線香によって対処します。 刺された場合には、患部に化膿止めと抗ヒスタミン剤が含まれる軟膏を塗り、腫れがひどい場合は湿布をして冷やします。多数に襲撃されると症状がひどくなりますから、その場合には、病院で医師に診てもらいます。 |
糠蚊
ヌカカ
「ヌカカ」の例文・使い方・用例・文例
固有名詞の分類
- ヌカカのページへのリンク