ヌアザの剣
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/11 21:39 UTC 版)
ダーナ神族がアイルランドに持ち込んだ四つの宝のうちの一つに「剣」が数えられる。この剣はヌアザの物であり、フィンディアスという都市からもたらされた、とされることが多い。「何者もこの剣から逃れることはできず、一度鞘から抜かれればこれを耐える者はいなかった」とされるが、この謳い文句は『スノッリのエッダ』に登場するヘグニ王の剣、ダーインスレイヴの物と酷似している。これはアイルランドとアイスランドの間で文化的交流があったことを示す、両地方の説話に共通したモチーフの一つであるという指摘がある。 なおこの剣が『来寇の書』において固有の名で呼ばれる事はなく、単に「(ヌアザの)剣」(claidhim)とされる。
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