ナイアガラ滝下りへの挑戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/11 05:15 UTC 版)
「アニー・エドソン・テイラー」の記事における「ナイアガラ滝下りへの挑戦」の解説
余生を金銭的にも安泰に送り、救貧院行きを避けるため、樽に入ってナイアガラの滝下りを初めて行おうと決心。外装をオーク材及び鉄とし、中にマットレスを詰めた特製の樽を使う事となる。 滝下り挑戦の2日前には強度を確かめるため、樽の中に猫を入れ馬蹄滝に流す。猫は17分後、大方の予想に反し、血塗れになりながらも無事生還を果たした。 63歳の誕生日を迎えた1901年10月24日、テイラーとハート形の枕を載せた樽が愈々滝に流される事となる。友人達は自転車用の空気入れを使い、樽の中に空気を送入。これに用いられた穴がコルクで塞がれると、ゴート島の南、アメリカ滝付近へと流されてゆく。 ナイアガラ川の流れにより、樽はカナダ側の馬蹄滝に向かって移動、滝から急降下すると周りの者が救援に直行。無事生還した状態で発見され、頭部に微かな裂傷があった以外はほぼ無傷であった。滝下り自体は20分にも満たなかったものの、樽が実際に開けられるまで暫く掛かる事となる。
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