デスメダロット社とその関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 07:25 UTC 版)
「メダロット (アニメ)」の記事における「デスメダロット社とその関係者」の解説
カミザケ コクリュウ 声 - かかずゆみ 最強のデスメダロットの入手を目指す少年。何かと裏で糸を引く黒幕で、卑怯なことも平気でこなす。大企業の社長である父親のシンスイ(声:郷田ほづみ)とは疎遠で、生まれてから一度も会ったことがない。「邪悪」ともいえる行動を起こす理由は唯一の肉親であった母親の死が原因で、絶望のあまりに精神が破綻し暴走を始め、執事の静止すら聞かない我儘な性格になってしまう。最終話において、自身のメダロット・ブラックビートルのネオデスメダルを大悪魔型メダロット・グレインに搭載しイッキたちと対峙するが、最後はイッキの説得を含んだ説教を聴かされて改心する。スタッフロール時のエピローグでイッキとロボトルをするのだが、その時ブラックビートルの眼帯が取り除かれていたことが、彼の心境の変化を暗示している。主な使用デスメダロットはブラックビートル・エクサイズ・キリーキンザム・フロントライン・ブロッソメイルなど、ブラックビートルを除けばギンカイと対になるかのように格闘系の機体を多用する。 ウラガスミ 声 - 石井康嗣 コクリュウの執事。自身の静止をも聞かずに暴走するコクリュウの身を案じている。 大空ユウヅル ギンカイ 満寿泉 タテヤマ フクツル メダロット魂(キャラ)を参照。 テドリガワ三兄弟 声 - 小林由美子 全員がよく似た外見をした三つ子のデスメダロッター。デスメダロットを餌に謎のメダロッターを狙ったり、さらには自分たちの行為を棚に上げてメダル破壊の元凶がデスメダロットであることを喧伝したりとかなりの策略家。ロボトルでは三つ子で愛機が同じ種類であることを利用し、一対一で戦うと見せかけて実質三対一で戦うという姑息な戦術を取る。使用デスメダロットは全員ハヌマンキー。 モモカワ 声 - 平野貴裕 デスメダロッターの一人。初登場時は複数のガイロットを使って通りすがりのメダロットを通り魔的に襲わせていた。デスメダロット社壊滅後はギンカイに弟子入りした。使用デスメダロットは10体のガイロット。 ワカバ 声 - 赤土眞弓 イッキと同じ学校に通う同級生(クラスは5組)である。デスメダロッターの一人で、癇癪持ちかつ自己中心的な少女。ロボトルの実力が高い反面、デスメダロッターになる以前から機能停止した相手メダロットにさえ執拗な攻撃を加えるなど、そのやり口はかなり過激であった。デスメダロッターになって以降もろくな行動をしておらず、ハナビシやキントラを子分にしようとしたり、ロボトルに負けたタテヤマに言い寄ってデスメダロッターに転向させようとしたりしている。 上記のようにロボトルのマナーや素行は悪いが、メダロットレースでは周りの目を気にしてかしっかりルールを守っていた。また、その際にアリカに窮地を救われており、僅かながら彼女との友情に目覚めている。使用デスメダロットはアンビギュアス2。 ハナビシ、キントラ 声 - 金子幸伸、古谷あゆみ イッキと同じ学校に通う同級生(クラスは7組)である二人組で、悪知恵が働くハナビシと力に物を言わせるタイプのキントラで構成される。かつては、ニンニンジャとバンカランを使用していたが、ロボトルの腕前は大したことはなく、「ヘボヘボ」と評される程ロボトルに負け続けていた。メダロッターの風上にも置けない性根の持ち主で、自分たちの実力の無さをメダロットのせいにして強いデスメダロットを買えば勝てると思ってデスメダロッターに転向。ユニトリスとエクサイズを手に入れる。 デスメダロットを手に入れた当初こそ勝ち続けていたが、最初のメタビーとの戦いでは他のデスメダロッターたちを集めた集団リンチを行い、その後もイワノイに追い詰められたり、キクヒメの特訓相手になった際に惨敗したりと、結局実力は進歩しておらず、いい所はない。 最終回エピローグでは改心し、以前のメダロットも久々に動かすことに決めた。 バンショウ 声 - 駒田はじめ コクリュウに雇われたフリーメダロッター。ゲーマーとして天才的な才能の持ち主だが、凶暴で好戦的な性格をしており、異常なまでに負けず嫌い。自分より弱い相手を襲撃し、弱い者虐めのように甚振るようなことを平気でする悪辣な面を持ち、ユウヅルのティレルビートルを誘き寄せるためだけにナエの工場でブロッソメイルを暴れさせたこともある。 登場したばかりの当初こそは、その性格とブロッソメイルの戦闘スタンスと相性が良かった事から、高い実力を発揮していたが、ロボトルの経験の浅さが弱点となってしまうことがあり、徐々にデスメダロットとの戦闘経験を積んでいったイッキたちには、やがて敗戦を重ねるようになった。またイッキたちとの戦いを通じて、正々堂々とした勝負を見せるようになりロボトルの楽しさに目覚めていく。使用デスメダロットはブロッソメイル。 ヘンリーマッケンナ 声 - 西松和彦 デスメダロット社と提携している海外資本の主人。デスメダロットのパーツやデスメダルを多数販売している大型店舗を展開する。終盤ではグレインに関して「商品ラインに回すと圧倒的な強さからロボトルが成立せず、商売にならない」とコクリュウに警告を発していたが、無視された。 ブラックビートル 声 - 大輝ゆう メタビーと対を成す、黒いKBT型デスメダロット。テストの段階で左目を負傷し、眼帯のようなものを着けている。デスメダロットで使われるデスメダルを試験的に発展させたものとして、メタビーのような強さの向上を目指し、デスメダロットで基本的に不要とされている感情面を感情回路によって付加されたネオデスメダルとなっている。登場当初よりメタビーへの対抗心が強い様子を見せている。 戦いや実験の中で、勝たなければコクリュウに見捨てられるという感情を背負いながら、廃棄されかけたり、ブラックビートルの心情を知ったドークスに心配されながらも、コクリュウのことを想い彼に従う道を選ぶ。ネオデスメダルは、最終回でグレインに搭載され感情を封印されてしまうものの、崩壊する研究所の中で破損していながらも主人を庇ったり、自身のマスターはコクリュウだけと言い切るなど健気な性格を見せた。 メタビーと似た外見から、男型と勘違いされやすいが、実は女型である(ゲームの仕様と同じ)。 グレイン 大悪魔をモチーフとした最強のデスメダロットで本編では試験段階で登場した。頭部が突出して大きい異様な外観を持つ。破壊に特化したデストロイ攻撃を主軸とし、最大出力で放つとティンペットごと木っ端みじんにする威力となる。その強さはデスメダルで強化されたエクサイズ・ユニトリスが集団でかかっても敵わないほどであり、本機が登場するまでは最強クラスの性能を誇るブロッソメイルですら全く歯が立たないほどの破壊力を持つ。最終回で完成された物には、それまでの戦いで使われたメダフォースに対する無力化するシステムを搭載している。ほか、被弾時の威力は低いが時間経過で勝手にダメージを受けていく凶悪な技「タイムアタック」も使用する。 ブロッソメイル 声 - 鶴岡聡 メタビーやドークス、エクサイズやユニトリスを圧倒するパワーを誇るデスメダロットで、「赤い悪魔」と劇中で呼称される。開発中の事故により暴走。町やデスメダロット社の研究施設へ破壊行為を繰り返した。後にコクリュウが1度使用した後、バンショウが操る。なお、コクリュウが設計データを見ているシーンからティンペットは男性型であることが分かるが、ゲーム「メダロット4」では女性型となっている。金色の悪魔の顔のような盾を装備することが可能で、本作オリジナルのクラフティモードでは盾を仮面のように装着する。
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