チタン【(ドイツ)Titan】
読み方:ちたん
チタン族元素の一。単体は銀白色の金属。軽くて硬く、耐食性・耐熱性にすぐれ、比強度は鉄の2倍、アルミニウムの6倍でほぼ炭素鋼に等しい。超音速航空機材・化学工業用耐食材などに利用。元素記号Ti 原子番号22。原子量47.88。チタニウム。
チタン【Titan】
読み方:ちたん
⇒ティタン
チタン
銀白色で光沢のある金属で、酸化物のかたちで多量に産出する。比重4.5と軽くて強く、しかも耐食性に優れているため、化学装置や熱交換器に用いられている。ただ、高融点金属であるため製錬が難しいとともに、難削材であるため高価であり、利用範囲を狭めている。
チタン
チタン(Ti)
チタンの合金は、航空機の材料などに利用される。また、その軽さ、優れた機械的性質、生体組織との親和性の高さなどの理由により、人工歯根や人工関節などにも用いられる。 非磁性。
ステンレス鋼に添加されると、安定した炭化物をつくり、オーステナイト系ステンレス鋼の粒界腐食を防止する。耐クリープ強度を増す。結晶粒を微細化する。しかしO,Nと化合しやすく清浄度を害しやすい。
チタン (Titanium)
チタン
チタン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 05:09 UTC 版)
チタンは耐食性、軽量性に優れ、非磁性であり、ほとんどの点で鉄鋼を上回る特性を持ち、生体への親和性も良い。特に海水に対する耐食性は高く金属疲労も起こし難いため、錆びては困り強度が求められる部分で使用されることが多い。熱伝導性は悪く、加工においては工具が磨耗しやすく、チタン自身の価格も高い。純チタン2種と呼ばれるTP340がよく使われる。
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チタン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/05 08:40 UTC 版)
チタンは軽く強く、腐食しない。耐熱性も良好である。特に真空用途には化学的に活性度が高く、ガスと反応しやすいという性質を利用して、チタンゲッタポンプのゲッター材料、活性合金法によるセラミック電子管などに使用される。 ガスとは活発に反応し、酸素、窒素、水素と反応して化合物を作る。 また、真空用構造材としてもチタン合金が使用される。
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チタン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/07 17:17 UTC 版)
「フレーム素材 (自転車)」の記事における「チタン」の解説
丈夫で長持ちかつ、軽量な素材だが、非常に活性の高い素材であることから溶接などの加工に手間がかかりどうしても高価になってしまう。この素材を取り扱うメーカーは主に少数で高級フレームを製作するところに留まっている。日本国内ではパナソニック サイクルテックやティグ(TIG)などがチタンフレームを販売している。チタン素材は異種金属と組み合わせると電位差による腐食で焼きつきを起こしやすいので、組み付けの際には接触する部分に焼き付き防止剤を塗るなどユーザー側で気をつけなければならない。 最近は、カーボン・アルミ素材の性能向上や、カーボンバックなどのハイブリッドフレームに押され、市場としては縮小傾向にあるが、独特な乗り味(アルミフレームとクロモリフレームの中間と言われる)と独特の光沢などが一定の支持を受け続けている。 長所 振動吸収性がある程度あり、フレーム寿命が長く軽い。 短所 CFRPフレームと比べると安価ではあるが、金属系のフレーム材料としては比較的高価である。加工賃や加工難易度が高く純チタン、3Al-2.5V、6Al-4V以外のチタン合金パイプは実用化されていない。
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チタン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/10 04:16 UTC 版)
イシモLithothamnia sp.はチタン(Ti)を海水中濃度の数百倍から数千倍以上の濃度で含む。今まで見つかった中で最高の植物中Ti含量は2×10-3%である。Tiは強力な還元剤である。Tiは葉緑体の合成に関与する。 Tiは根粒菌とアゾトバクターの発育に好影響を与える。5-10g/Lの二酸化チタンTiO2は最もAzotobacter vinelandiiの生育を向上させる。このとき、TiO2を与えなかった場合と比べて菌数は数倍となる。TiO2はアゾトバクターの細胞壁の透過性を高め、基質輸送を促進していると考えられている。
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チタン(チタニウム)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/11 22:48 UTC 版)
「メタリカメタルカ」の記事における「チタン(チタニウム)」の解説
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チタン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/21 08:38 UTC 版)
チタンは882 °Cで六方最密充填構造(αチタン)から体心立方構造(βチタン)に転移する。
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チタン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/30 17:57 UTC 版)
硬くて軽量だが、加工が難しく希少な金属の為ステンレスやアルミに比べて高価格である。熱伝導率が低く、ハンドル部分が調理中に熱くなりにくい、調理後そのままコッヘルに口をつけても火傷しにくい等のメリットがある一方、燃費が悪く調理に時間がかかる、炊飯に使用する場合にある程度の経験が要求されるなどの短所がある。
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チタン
「チタン」の例文・使い方・用例・文例
- チタンに生理活性皮膜を施す
- チタンは硬くて軽い素材です。
- この手作りのイタリア製チタン自転車は、恐ろしく軽い。
- ボールは、チタン芯を持っている
- 二酸化チタンの水和した形の、白色の弱酸
- 結晶性の二酸化チタンから成る鉱物
- 酸化チタンという化合物
- ジルコン酸チタン酸鉛という化合物
- ジルコン酸チタン酸鉛磁器という圧電材料
- チタン合金という合金
- 炭化チタンという化合物
- チタンダイヤモンドという人造宝石
- 表面に酸化スズ,酸化チタン,酸化インジウムなどの電導性薄膜を焼きつけ,透明で電導性のあるガラス
- チタンを主体金属とする合金
- 超電導材に用いられるニオブとチタンの合金
- チタン酸バリウム磁器という窯業製品
- チタン鉄鉱という鉱物
- チタンという軽金属元素
- チタン酸バリウムという,結晶の化合物
- 新しい太陽電池には,チタンがさまざまな色のうちの1つに染められ,そして常温では蒸発しない粘度の高い液体と組み合わせられる。
チタンと同じ種類の言葉
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